Team HRC、2023プレシーズンがヘレス・テストでキックオフ

Circuito de Jerez - Angel Nieto

Team HRCとチームライダーのイケル・レクオーナ、チャビ・ビエルゲは、1月25日(水)から26日(木)にかけて、スペインのヘレス・デ・ラ・フロンテーラで2023年最初の2日間のテストを実施、ほとんどのSBK参加チームと一緒に参加しました。

晴天ながら気温は低く(2日目の最高気温は13℃)、レクオーナとビエルゲはCBR1000RR-R FIREBLADE SPの開発を続ける機会を得ました。両日とも昼過ぎから午後遅くまで効率よく、途切れることなく作業を続けました。12月中旬にヘレスで行われた、前回のテストが悪天候のためスケジュールをなかなか消化できなかったことを考えれば、今回は運に恵まれたセッションとなりました。Team HRCは、基本的に前回からのメニューを着々とこなし、ウエットではできなかったテストや比較を行いました。

レクオーナとビエルゲは2日間にわたり、HRCがこのテストのために準備したアップデートを中心に、マシンのセットアップを行い、水曜日には68周/88周、木曜日には68周/79周をそれぞれこなしました。

Team HRCは、数日後の1月31日(月)と2月1日(火)に、ポルトガルのアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで開催されるテストに参加します。

Iker Lecuona ⁷

Team HRC

基本的に一日中、ブレーキングに悩まされていた昨日に比べれば、今日はハッピーです。今日はこの部分に集中して、大きく改善することができたので、またマシンに乗るのが楽しくなりました。それが第一の成果で、あとはマシンのセットアップのほぼすべての面でステップを踏んでいくことができましたが、あとはコーナリング性能が残っています。とはいえ、この2日間のテストではとてもいい仕事ができたし、ユーズドタイヤでペースを維持できたことにも満足しています。また今日は新しいコンパウンドのソフトタイヤを試しましたが、8コーナーで危うくクラッシュしそうになりました。ヒジとヒザで接触しながらもクラッシュを回避できたので、これまでで最高のセーブができたと思います。予選用タイヤの恩恵は受けられませんでしたが、ほぼ一日中作業した0スペックでは安定した速さを発揮できたので満足しています

Xavi Vierge ⁹⁷

Team HRC

12月に行われた前回のテストでは雨に見舞われただけだったので、ようやくコースに戻れたのでとてもポジティブなテストでした。寒かったのは事実ですが、昼過ぎからはしっかりとコースを楽しむことができました。2022年の最終戦やテスト走行できちんとチェックできなかった項目を基本的にすべてやり直し、いろいろなことを試してきました。いくつかのステップを経て、次のポルティマオでのテストに向けた方向性が見えてきました。できるだけ早く目標を達成するために、できることはすべてやっていますし、日本のエンジニアがたくさん来てくれたことも、ベストを尽くすためのモチベーションになっています