最初に行われた10周のスーパーポールレースでは、レクオーナが8番グリッド、ビエルゲが11番グリッドからスタートし、共にさらなる好成績を狙って意気込んでいました。気温16℃、路面温度22℃と涼しくドライなコンディションの中、良好なスタートを決めた両選手は順調な立ち上がりを見せました。レクオーナは1周目を9位で通過し、すぐにロカテッリを追い抜いて7位に浮上。その後も同じ追走グループ内の前方の2名のライバルに迫ろうと懸命にプッシュしましたが、短いレース時間内ではそれ以上の順位を上げることはできず、最終的に7位でフィニッシュしました。一方、ビエルゲはチームメイトの背後に控え、1周目を10位で通過。3周目にはリナルディを抜いて9位に浮上し、その後も安定した走りを続けました。8周目にはロカテッリを抜き去り、最終段階ではファン・デル・マークと競り合いながらも、最終的には9位でレースを終えました。
今週末2回目の18周のスーパーバイクレースは午後早くにスタートしました。スーパーポールレースでの結果を受け、レクオーナは7番グリッド、ビエルゲは9番グリッドからスタート。序盤は二人とも8位から11位の間を行き来しながら、リズムをつかもうと奮闘しました。5周目で9位につけたレクオーナは、続く数周かけてロカテッリを抜き、8位でフィニッシュしてさらに重要なチャンピオンシップポイントを獲得しました。一方、レースの大半で10位を維持し、すぐ前を行く選手たちとほぼ同じタイムを刻んでいたビエルゲは、レース後半を安定したペースで走り、最終的に彼もトップ10フィニッシュを果たしました。
2024年選手権の第10戦が終了し、レクオーナは105ポイントで総合ランキング11位に、ビエルゲはわずか1ポイント差の104ポイントで12位につけています。Team HRCは、2024年シーズン第11戦であり最終戦一つ前となるレースウィークエンドに向けて、10月11日から13日にポルトガルのエストリル・サーキットで再びレースに臨みます。