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WorldSBK 2022
Round 10

Team HRCの2人が初めてのサン・ホワン・ビリクムに挑む

ar Circuito San Juan Villicum

Team HRCは、2022年スーパーバイク世界選手権第10戦が開催される、アルゼンチンのサン・ホワン・ビリクム・サーキットに現地入りしました。残すところ3ラウンドとなった2022年、ワークスライダーのイケル・レクオーナとチャビ・ビエルゲは、未開拓のサーキットに挑みます。

Team HRCの2人が初めてのサン・ホワン・ビリクムに挑む

2週間前のポルトガル・ポルティマオでは両ライダーとも高い戦闘力を見せ、特にレクオーナは難関を乗り越えるしぶとさを見せました。ポルトガル大会では、ビエルゲは3回のトップ10フィニッシュなどと安定したパフォーマンス。レクオーナはレース直前までマシンのセットアップに取り組み、レース1/スーパーポールレースを11位/12位で終えたのち、レース3ではクラッシュで戦列からは離れたものの、それでも最後尾で完走するファイトを見せました。

Team HRCライダー両名は、これまでサン・ホワンで戦った経験はないものの、いち早くサーキットのレイアウトを覚えることができれば、ポイントを取りに行ける自信をもっています。

サン・ホワン・ビリクム・サーキットは、アルゼンチンの西側、チリとの国境近くに位置しています。2018年に初めてWorldSBKの舞台となりましたが、同年に竣工されたサーキットでの初レース開催でもありました。全長4.276kmのサーキットは、7つの右コーナーと、10の左コーナーで構成されています。


Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
先週は、ビクター・スティーマンが亡くなるという悲しいニュースがありました。新しいレースウイークを迎えるにあたって、彼に心からお悔やみ申し上げます。自分にとってアルゼンチンは新たなサーキットですが、興味本位ながら過去ここで開催されたWorldSBKレースをいくつか見ました。まずは、サーキットの下見をして、クルー・チーフとよく話し合い、彼のここでの経験値と最近のレースの見解を学びます。できるだけ早く、そしてできれば天候のいいときに、レイアウトを勉強します。アルゼンチンには来たことがありますが、このエリアはまだです。サン・ホワンは美しいところだと誰もがいいます。確かなのは、いい雰囲気と、情熱のこもったファンがいることではないでしょうか。

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
前から海外でレースをしたり、遠い国やサーキットに行ったりすることを楽しみにしていますが、今回は悲しみでいっぱいです。ビクターがケガに打ち勝つことを願っていましたが、祈りは叶いませんでした。アルゼンチンは、新たなサーキットですので大きなチャレンジに間違いありませんが、この国に以前来た時のいい思い出や、アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド(MotoGPアルゼンチンGP開催地)ではいいリザルトを出していることから、サン・ホワンでも十分戦えると思います。バルセロナ、ポルティマオといい方向性とさまざまな理解が深まったことで、今度は次のステップ、トップ5に向けてさらに勢いをつけることが大事だと思います。


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