WorldSBK

TeamHRCが2023年WorldSBKシーズンの計画を発表

HondaのWorldSBKファクトリーチーム、Team HRCは、テストやレースのたびにチームとHRCトラックエンジニアが力を注ぐ聖域であるピットガレージを、バーチャルで開放しています。

TeamHRCが2023年WorldSBKシーズンの計画を発表

2023年のカラーリングを施したCBR1000RR-R FIREBLADE SPは、PT Astra Honda Motorをオフィシャルスポンサーのラインナップに迎えました。2022年のシーズン終了から2023年のオーストラリアでの開幕まで、チームは限られた時間の中でカウリングの下にあるメカに集中して取り組んでいます。

チーム監督のレオン・キャミア、ライダーのイケル・レクオーナ、チャビ・ビエルゲは、2023年の競争レベルがこれまで以上に高くなることを意識しながら、昨シーズン学んだことと、今目指していることを語ってくれました。

バーチャルプレゼンテーションに加え、HondaとWorldSBKファンは、年間を通じてTeam HRCのバーチャルパドックホームを訪れることができます。このエリアは、常に新しいコンテンツや、チームやライダーの活動に関する情報で更新され、世界中の熱狂的なファンの皆さまにご利用いただけます。


バーチャルパドックホームはこちらから
Team HRC公式サイト(英語)


Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
昨年は多くのことを学び、バルセロナでのポールポジション、アッセンでの表彰台など、強い結果を残すことができました。アッセンはまだ2戦目だったということもあり、期待以上の結果でした。レースやサーキットでの状況管理、そして最初は理解するのが難しかったピレリタイヤの扱い方など、多くのことを学ぶことができました。2022年に学んだことを、今年は活かしていこうと思っています。オフシーズンの間、チームもHondaファクトリーのみんなも、よりよいマシンを提供するために本当によく働いてくれました。まだオーストラリアで2日間のテストが残っているので、マシンのアップデートを理解して、最大限に活かすためのベストなセットアップを見つけることができます。昨シーズンは参戦できなかったオーストラリアとインドネシアからのスタートですが、どちらのコースも好きだし、フィーリングもよく、全力を尽くす準備はできています

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
WorldSBKは2年目なので、ゼロからスタートしなくていいのはありがたいです。昨年はすべてが大きなチャレンジでしたが、今年は多くのコースを知り、タイヤや電子制御の仕組みも理解しています。2022年は決して楽なシーズンではありませんでしたが、いくつかの好成績を残し、自分たちのポテンシャルを示すことはできました。日本側で相当がんばってくれたので、冬の間にやるべきこと、テストすべき要素がたくさんありました。その結果にはとても満足していて、あとは今シーズンのベースとなるセットアップを見極めるだけだと思います。テストも有意義ですが、レースとは比べられません。幸い、今年はスタートが早いし、シーズンのスタートにオーストラリアとインドネシアほどいい場所はありません。特にフィリップアイランドは大好きなコースです。真夏である2月のオーストラリアに行くのは初めてですから、とにかく早く着いてすばらしいシーズンが始まるのを楽しみにしています

Leon Camier
Leon Camier
Team HRC
2022年のスーパーバイク世界選手権は、若い2人のルーキーにとっていい基礎の年となりました。シーズンを通して、2人の能力を確認することができ、新しいサーキットや異なる状況に素早く適応していく姿に感銘を受けました。多くのことを学ぶことができたので、FP1からレースパフォーマンスに集中できます。我々は多くの面でハードワークを行い、改善してきました。2023年は今から始まりますが、準備はできています。目標は、チームとマシンの両面で改善し、もっと大きな意味でステップアップすることです。Firebladeのトップスピードは、常にいいのですが、あらゆる分野で改善する努力を続けなければなりません。あるコンポーネントの仕様を変えると、他の部分が後退してしまうことがあります。この点は、Hondaが日本で非常に熱心に取り組んできており、今年も正しい方向に進むことができると確信しています。昨シーズンの状況から、いきなりタイトル獲得を目指すのは非常に難しいことですが、これが本質的な目標であり、達成するまで努力を続けます


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