Race 2
WorldSBK 2022
Round 1

Team HRCの両選手が3レースすべてでトップ10フィニッシュを果たす

es MotorLand Aragón

2022年の開幕戦スペイン・アラゴン大会は、4月10日、スーパーポール(SP)レースとレース2を行い、イケル・レクオーナ(Team HRC)が、SPレース8位、レース2で10位、チームメートのチャビ・ビエルゲが、SPレース9位、レース2を8位でフィニッシュしました。前日に行われたレース1では、レクオーナが6位。ビエルゲが7位でゴールしています。今大会、スーパーバイク世界選手権のデビュー戦となった両選手は、すべてのレースでトップ10フィニッシュを果たしました。

Team HRCの両選手が3レースすべてでトップ10フィニッシュを果たす

この日、最初に行われたSPレースは、気温13℃(路面温度22℃)という寒さの中で行われました。前日のスーパーポールでレクオーナは7番グリッドを獲得。ビエルゲは13番グリッドからSPレースに挑み、それぞれポイントを獲得しました。10周で行われるSPレースはポイント獲得が9位までとハードルが高戦いですが、しっかりとポイント圏内でフィニッシュしました。

その結果、レース2はレクオーナが8番グリッドから、ビエルゲは9番グリッドからスタートを切り、このレースでもレクオーナは10位、ビエルゲは8位でフィニッシュしました。

レクオーナは両レースともに好スタートから1分51秒台から52秒台でラップを重ね、ビエルゲもほぼ同じペースで周回を重ね、レース2では、2人はポジションを入れ替えながらバトルを繰り広げました。

デビュー戦ながら、すべてのレースでトップ10フィニッシュをした両選手ですが、表彰台争いをしたグループのペースは1分50秒台から51秒台と2人よりも速く、次戦オランダ大会では、その差を縮めるために全力を尽くすことになります。

開幕戦を終えて、レクオーナは18ポイントでランキング5位、ビエルゲは同じく18ポイントでランキング6位につけています。第2戦オランダ大会は、4月22日~24日にアッセンTTサーキットで開催されます。


Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
ここにくるまでは、3レースすべてで完走できるとは思っていませんでした。でも完走しただけではなく、コンスタントにトップ10争いができました。WSBKチャンピオンシップを楽しむことができてとてもうれしいです。楽しいレース形式でした。最近ケガをしたので、レースウイークを通して自分のパフォーマンスを築き上げていかなければなりませんでした。SPレースでポジションを上げることができました。そして、レース2へ向けていいポジションを獲得できました。そしてレース2では8位でフィニッシュすることができました。イケルをパスできそうだったので、ベストを尽くしました。レースウイークを通して一歩一歩ペースが上がっていきました。毎日の仕事にとても満足しています。アッセンまでには身体をしっかり回復させ、走ることだけに集中できるようにしたいです。イケルと僕は全力でプッシュしています。これはお互いにとってもチームにとってもいいことです。一緒にいい仕事ができました。チームとしてみんないい仕事をしていると思います。

Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
全体的にうれしい結果でした。チャンピオンシップ5位でアラゴンを終えることができました。このチームとマシンで最初のレースでした。テストで転倒していたことを考えると、今回のラウンドはとてもよかったと思います。SPレースでは、2速で走るコーナーで3速に入れてしまうミスをしてしまい、ポジションを落してしまいました。もっといい結果を残せたと思うので、残念でした。そして、レース2もかなり苦戦しました。最初はチャビの前にいました。彼をパスするのに少し時間がかかりました。それはなるべく安全な方法でパスをしたかったからです。そのあと徐々に8番手まで上がっていきました。でも終盤になるとフロントが流れ始めるようになり、それからは転倒しないように慎重に走行しました。そのため自分のポジションを守ることができませんでした。少し厳しいレースでしたが、すべては今後のための経験だと思っています。一生懸命取り組み、僕をよくサポートしてくれたチームに心から感謝しています。



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