エミリア・ロマーニャ大会最終日の日曜日は、レースウイークで最も暑い一日となり、SPレース、レース2ともに30℃を越える猛暑となり、ライダーにもタイヤにも厳しいレースになりました。
前日のレース1では今季ベストとなる6位でフィニッシュしたバウティスタは、10周で行われるSPレースで、9番グリッドからギャレット・ゲルロフ(ヤマハ)、アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)を追撃して10位でした。しかし、SPレースはポイント獲得が9位までとなっており、惜しくもポイント獲得は果たせませんでした。
レース2では、SPレースの結果により11番グリッドからのスタートとなったバウティスタ。オープニングラップは7番手と好スタートを切ります。レース序盤はトム・サイクス(BMW)を追う展開。中盤には追い上げてきたゲルロフに抜かれ、ペースを上げていきます。バウティスタはサイクスをかわしゲルロフを追いますが届かず。後半はレース1で戦ったアクセル・バッサーニ(ドゥカティ)が追い上げてきて、再び2人の戦いとなりました。レース1ではバッサーニを抑えましたが、レース2では逆転されて7位でフィニッシュしました。
チームメートのハスラムは、SPレースではバウティスタを追撃する形で11位フィニッシュ。レース2は13番グリッドからスタートし、オープニングラップ12番手。そしてルーカス・マヒアス(カワサキ)を追いましたが、4周目の1コーナーで転倒しリタイアに終わりました。今大会はレース1のトラブルもあり、いま一つ波に乗れませんでしたが、第4戦はホーム大会となるイギリス大会。巻き返しに挑みます。
Team HRCは、6月21日(月)と22日(火)の2日間、今年初開催となるスペイン・ナバラでテストを実施します。