バルセロナで開催された第4戦カタロニア大会の後、Team HRCのイケル・レクオーナとチャビ・ビエルゲは、ミサノで行われた2日間の公式テストに参加しました。テストは、2日間ともにウエットコンディションとなりましたが、チームは重要な準備期間を最大限に活かすため、全力で取り組みました。前戦カタロニア大会からさらに前進する意気込みです。
昨年の大会では、ビエルゲがスーパーポール(SP)レースでベストリザルトとなる4位になり、レクオーナは、SPレースとレース2ともに5位でフィニッシュしています。
ミサノは1972年に完成、スーパーバイク世界選手権は、1991年に初めて開催されました。同サーキットは、サンタモニカ・サーキットという名称で親しまれてきましたが、その後、ミサノ・ワールド・サーキットと改称。さらに2012年には、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦していたマルコ・シモンチェリ選手が11年のマレーシアGPの決勝レースで亡くなり、サーキットが位置するエミリア=ロマーニャ州出身のマルコ・シモンチェリ選手の栄誉を称え、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリと改称されました。
ミサノは、アドリア海に面しており、夏の観光シーズンに開催されることが多く、スーパーバイク世界選手権のカレンダーに定着しています。コースは全長4226m。10の右コーナーと6の左コーナーがあります。
この数週間、エミリア・ロマーニャ州では集中豪雨などで深刻な洪水が発生しました。Team HRCは、被災した方々にお見舞いを申し上げます。