スーパーポールレースは現地時間の午前11時にドライコンディションで行われました。ビエルゲは非常に良いスタートを切り、ほぼ即座に4位まで上がりました。レース前半はこのポジションを維持していましたが、7周目でコース外に押し出され、6位に後退。しかし、ビエルゲは最後のステージで粘り強い走りを見せ、最終的に5位でこの日のスプリントを終えました。レクオーナも素晴らしいスタートを切り、オープニングラップですぐに数ポジションを上げて10位に浮上。序盤からライバルより速いペースで周回を重ね、レース中盤には7位にまで順位を上げ、そのままフィニッシュ。わずか10周のこの短いスプリントレースで12ポジションを挽回する見事なリカバリーを見せました。
スーパーポールレースの結果を受け、ビエルゲとレクオーナは、午後3時30分からドライコンディションで行われた21周のレース2のグリッドで、それぞれ5番手と7番手からスタートしました。午前中と同様に、ビエルゲは最初のコーナーを4位でクリアし、その直後にトップ3に食い込みました。レクオーナは序盤9位につけていましたが、強い走りで前を走る選手たちを追い上げ抜き去り、5周目には7位まで上がりました。その後すぐに、6位に後退していたチームメイトのビエルゲの後ろにつきました。最終ラップでのガードナーとレディングとのバトルでビエルゲは順位を落とし、8位でフィニッシュ。レクオーナはその直後に9位でフィニッシュしましたが、コース外走行で3秒のペナルティを受け、最終的に10位に後退しました。レディングも1ポジション降格のペナルティを受けたため、ビエルゲは7位に昇格しました。
ビエルゲは総合ランキングで14位(69ポイント)、レクオーナは16位(56ポイント)に位置しています。Team HRCは、9月11日から12日にかけてスペインのモーターランド・アラゴンでテストを行い、9月20日から22日にイタリアのクレモナ・サーキットで開催される第9戦に向けて準備を進めます。