Race 2
WorldSBK 2023
Round 5

ビエルゲが好走を見せトップ5入り。レクオーナはSPレースで転倒しレース2を欠場

it Misano World Circuit “Marco Simoncelli”

Team HRCのチャビ・ビエルゲは、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ(以下ミサノ)で行われた第5戦エミリア・ロマーニャ大会のSP(スーパーポール)レースで8位、レース2を5位でフィニッシュしました。

ビエルゲが好走を見せトップ5入り。レクオーナはSPレースで転倒しレース2を欠場

ビエルゲは、16番グリッドからスタートしたSPレース、そのSPレースの結果8番グリッドから挑んだレース2ともにすばらしい走りを見せました。レクオーナは、バトルを繰り広げていたライダーに追突されて激しく転倒、レース2はメディカルチェックで出場許可が下りず、欠場となりました。

前日に続き、この日も青空が広がる中、午前11時にSPレースのスタートが切られました。Team HRCの両選手はともに好スタートを切りました。オープニングラップを終えて、レクオーナは7番手、厳しいグリッドのビエルゲもすばらしい追い上げを見せて10番手へとポジションを上げました。

その後もビエルゲは着実にポジションを上げ、先行するチームメートのレクオーナ、アンドレア・ロカテリ(ヤマハ)、ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)らと7位争いのグループを形成します。そして迎えた7周目の8コーナーで、ペトルッチが先行していたレクオーナーに接触しともに転倒。このアクシデントでレースは7周を終えた時点で赤旗中断となり、7位争いのグループに加わっていたビエルゲは、8位でレースを終了しました。この結果、ビエルゲは、レース2を8番グリッドから戦うことになりました。

一方、接触し転倒したレクオーナは、サーキットのメディカルセンターに運ばれ診察を受けた結果、左股関節を負傷、左足首を挫傷し、レース2の出場は不可能と診断されました。

レース2は、午後2時に21周でスタートが切られました。SPレースの結果、8番グリッドからスタートしたビエルゲは、オープニングラップで7番手にポジションを上げ、7周目にはアレックス・ローズ(カワサキ)の転倒で6番手へ、さらにレース後半に入った16週目にミケーレ・リナルディ(ドゥカティ)の転倒で5番手に浮上。その後は、ジョナサン・レイ(カワサキ)を追走して5位でチェッカーを受けました。

第5戦を終えて、ビエルゲは87ポイントで総合8位をキープ、レクオーナは、64ポイントでランキング11位と一つポジションを落としました。Team HRCは、6月30日から7月2日にかけて、イギリスのドニントンパーク・サーキットでテストを実施します。


Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
今日のパフォーマンスには本当に満足しています。昨日の予選は、イエローフラッグとレッドフラッグという不運の中で16番グリッドに終わりました。そのため、レース1は16番グリッドから厳しい戦いを強いられました。ミサノは、追い越しが難しいレイアウトで、レース1はとにかく全力を尽くし、なんとかトップ10でフィニッシュすることができました。今日は、マシンのセッティングを少し変更しました。その結果、SPレースではとてもいい走りができるようになり、3列目8番グリッドを獲得することができました。そして、レース2では、8番グリッドというアドバンテージを最大限に活かし、トップ5でフィニッシュすることができました。今大会は、ウイークを通じて、仕事が順調に進みました。このことには満足していますが、トップのドゥカティとの差は大きく、20秒以上の差をつけられました。それでも、3位の選手との差は3秒だったし、カワサキやヤマハとの差は、確実に縮まっています。これからも、この調子でがんばっていかなければなりません。最後に、SPレースで不運な転倒を喫したイケルは残念な結果でしたが、幸いにも大きなケガがなくよかったです。一日も早い回復を祈っています 

Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
SPレースで他のライダーに後ろからぶつけられ転倒してしまいました。接触は自分のせいではありません。その後、メディカルセンターで診察を受けた結果、レース2の出場は不可能と診断されました。体調はあまりよくありませんが、それほど悪くもありません。幸いにもどこも骨折がなくよかったです。ケガの状態は、打撲と血腫で2、3日は歩かず、完全に休んだほうがいいようです。今大会は残念な結果でしたが、全体的にマシンのフィーリングはよくなり、SPレースもいいバトルができていました。でも、これもレース。仕方ありません。いまは、次のドニントンに向けて回復することに集中します。数日後には、自転車やジムでの軽いトレーニングを始められるのか、それとももう少し回復を待たなければいけないのかということを判断することになります。ドニントンに向けて完全に回復することができると確信しています 

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