Race 2
WorldSBK 2025
Round 9

マニクールでビエルゲが好走、ガルシアもレース2で再びポイント獲得

fr Circuit de Nevers Magny-Cours

フランスで開催されたスーパーバイク世界選手権(WSBK)の日曜日のレースで、チャビ・ビエルゲは安定した走りを見せ、9位と7位という好成績を収めました。一方、シリーズ初参戦のセルジオ・ガルシアもレース2で15位に入り、再びポイントを獲得して、申し分のない週末を締めくくりました。

マニクールでビエルゲが好走、ガルシアもレース2で再びポイント獲得

フランスのヌヴェール・マニクール・サーキットで行われたWorldSBK第9戦は、Honda HRCチームにとってポジティブな形で幕を閉じました。ファクトリーライダーのチャビ・ビエルゲは9位と7位でチェッカーを受け、代役として参戦したセルジオ・ガルシアもレース2でポイントを獲得。SBK初参戦の週末を通して、着実な成長を見せました。

日曜日の朝、ビエルゲとガルシアはまず短いウォームアップに臨み、当日のレースに備えてCBR1000RR-Rのセットアップを確認しました。その後、ドライかつ晴天というコンディションのもと、10周のスーパーポールレースが行われました。

スーパーポールレースは、予選結果に基づきビエルゲがグリッド11番手から、ガルシアは19番手からのスタートとなりました。追走集団の中で走行していたビエルゲは、序盤はリズムをつかむべく、11番手から13番手の間を行き来していましたが、ポイント獲得を視野に入れ、6周目で9番手に浮上。そのままチェッカーまでポジションを守り切り、レース2に向けて1列前のスターティンググリッドを確保しました。

ガルシアは初めてのスーパーポールレースで粘り強さを見せました。2コーナーで他のライダーと接触し、集団から5秒も離れた最後尾まで後退しましたが、気骨ある若きライダーは気持ちを立て直し、力強い追い上げを開始。ザイディ、ラバト、リナルディを次々にオーバーテイクしました。何人ものライダーが転倒する中、ガルシアの諦めない姿勢が功を奏し、16位でフィニッシュしました。

スーパーポールレースの結果により、レース2ではビエルゲがグリッド9番手から、ガルシアは再び7列目からのスタートとなりました。ビエルゲは好スタートを決め、オープニングラップ終了時点で7番手に浮上。序盤はトップ5とわずか数秒差の位置につけていました。見事にペトルッチをパスし、レース全体を通して3位争いを繰り広げるライダーたちと同等のペースで走り切り、最終的に7位でチェッカーを受けました。

一方、20番手で1周目を終えたガルシアは、着実にレースを組み立てていきました。7周目には18番手に浮上し、中盤にかけてさらにペースを上げることに成功。周囲のライバルたちよりもやや速いペースで周回を重ねました。集中力を切らさず粘りの走りを続けたガルシアは、残り5周の時点でポイント圏内までわずか0.2秒に迫っていました。終盤には見事にイアンノーネをパスし、15位でフィニッシュ。ポイントを獲得し、満足のいく結果を手にしました。

今季全12戦のうち9戦を終えた現時点で、ビエルゲは122ポイントで総合ランキング8位につけています。


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Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Honda HRC
非常に良い日曜日でしたし、週末を通してしっかりと仕事ができたと思います。スーパーポールレースでは、いつも通りトップ9に入ることが目標で、それを達成できました。唯一の後悔はスタートで、うまく決まらなかったために挽回する必要がありました。それでも良いバトルができましたし、次のレースのスタートポジションを一列前に上げることができました。レース2は、スピードと安定性の面で最も良いレースのひとつだったと思います。表彰台争いに近い位置に近づけた場面もありましたが、終盤は前に出るのが難しく、タイヤマネジメントにも苦労しました。今の状況で出せるベストの結果を得られたと思います。2度の転倒の後、バイクを素早く、そして的確に修復してくれたチームに感謝しています。セットアップ作業も含めて非常に良い仕事ができました。

Sergio Garcia
Sergio Garcia 10
Honda HRC
スーパーポールレースのオープニングラップの2コーナーで他のライダーと接触してグラベルに飛び出してしまい、最後尾まで順位を落としてしまいました。前の集団から大きく離れてしまいましたが、その後のペースはとても良くて、他のどのセッションよりも強く走れていたと感じています。バイクの感触も良くて、順位を回復できたので、接触がなければもっとトップ10に近いところまでいけたと思います。レース2はもう少し難しい展開になりました。気温が少し上がった影響で、バイクのフィーリングが午前中ほど良くありませんでした。だからこそリズムを保つことに集中したことで、何人かをパスして、再びポイント圏内でフィニッシュすることができました。この結果には満足していますし、週末全体を通しても手応えを感じています。この難しいサーキットに短期間で順応できたことも嬉しく思います。このような機会を与えてくれたHRCに感謝しています。Honda、そしてチーム全員にありがとうと伝えたいです。


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