バルセロナのレース1は、レクオーナ6位、ビエルゲ8位
スペインのバルセロナ・カタルニア・サーキットで開催されたスーパーバイク世界選手権のレース1で、Team HRCのイケル・レクオーナとチャビ・ビエルゲが、それぞれ6位と8位でゴールしました。
土曜日の午前中は、3回目のフリー走行が行われました。Team HRCのレクオーナとビエルゲは、金曜日から引き続き、予選に向けた最終調整と準備を進めました。
スーパーポールでは、2人とも限られた時間を最大限に活かし、最速ラップタイムを記録するために全力を尽くしました。
しかし、残り2分になったところで、他チームのライダーが転倒。マシンがランオフエリアに残されたためにセッションは赤旗中断となりました。その後、再開されたセッションでレクオーナは、残されたわずか2分少々の時間に、1分40秒783をマーク。5番グリッドを獲得しました。一方、ビエルゲは、セッション序盤にマークした1分41秒423のタイムで予選12番手、4列目グリッドを獲得しました。
レース1は、昨日と同じ28℃、路面温度47℃という暑いコンディションで行われました。2列目からスタートしたレクオーナは、第1コーナーで渋滞に巻き込まれ12番手に後退します。一方、ビエルゲは好スタートを切って7番手まで順位を上げました。しかし、4周目にエリック・グラナド(PETRONAS MIE Racing HONDA Team)が転倒したことでレースは赤旗中断となりました。
レースは、クイックスタート方式で再開。ライダーは赤旗中断になったタイミングでのポジションでグリッドにつきます。ビエルゲは8番手、レクオーナは11番グリッドから再スタートを切りました。
レクオーナは、スタート直後の2コーナーで17番手まで後退しましたが、1周目を終える頃には10番手まで順位を上げて、9番手を走るチームメートのビエルゲに続きます。序盤は、混戦の中で2人ともに遅れを取りましたが、2周目にビエルゲは8番手、レクオーナは9番手に。数周後、2人の順位は入れ替わりました。
そして、7周目に7番手に浮上したレクオーナは、トップグループとの差が開いていたため、表彰台争いに加わることはできなかったものの、レース後半も安定した走行を重ね、トップ集団と同ペースでの走りを見せました。
終盤、バッサーニ(ドゥカティ)をパスして6位でゴールしたレクオーナは、チャンピオンシップポイントを獲得。レース中盤まで9番手を走行していたビエルゲは、リアグリップに苦戦したものの、終盤8番手まで順位を上げ、チームメートのレクオーナを追撃し、チェッカーを受けました。
Team HRCの2人のライダーは、日曜日にスーパーポールレースとレース2に挑みます。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!