バウティスタ7位、ハスラム8位。ともにポイントを獲得する
スーパーバイク世界選手権(WSBK)第6戦チェコ大会が、8月6日(金)~8日(日)までの3日間、オートドローモ・モストで行われます。モスト・サーキットは、プラハから北西に約100km。ドイツ国境の近くにあり、1978年から83年に掛けて建設されました。一周4.212km。バラエティに富んだ21のコーナーが連続するテクニカルサーキットです。コロナ禍の中で今年も日程が大幅に変更されましたが、今年4月に初開催が決まり、ドルナ・スポーツとモスト・サーキットは、2021年から25年までの5年間、スーパーバイク世界選手権開催の契約を交わしました。
アルバロ・バウティスタ(Team HRC)は、「2002年のヨーロッパ選手権で、125ccのマシンで走ったことがある。レイアウトはよく覚えていないが、楽しいサーキットだった。また、オランダ大会からCBR1000RR-R FIREBLADE SPは電気系が改善されたので今大会がすごく楽しみ」と語り、レオン・ハスラム(Team HRC)は、「初めて経験するサーキットなのでビデオなどで研究してきた。すごく接戦になりそうなレイアウトだが、いつものようにプッシュしていきたい」と開幕を楽しみにしていました。
しかし、金曜日のフリー走行は雨が降る不安定な天候となり、ドライコンディションでは思うように周回できませんでした。バウティスタは「あまり走れなかったが楽しいサーキットだった」と8番手。ハスラムはドライコンディションだったFP1で走り込みに重点を置いて14番手。そして土曜日のフリー走行では、ハスラムは11番手へとポジションを上げ、バウティスタは接戦の中で12番手へとポジションを落としました。そして、スーパーポールでは両選手ともにタイムを短縮し、ハスラムはミスがなければフロントローも狙えたという走りで7番手。バウティスタはリアブレーキに問題が発生し11番グリッドがやっとでしたが、レース1に向けてポジティブな内容でした。
そして迎えた第1レースは22周で争われ、11番グリッドのバウティスタは好スタートを切って、オープニングラップに7番手まで浮上すると4周目には6番手へとポジションを上げました。しかし、10周目の15コーナーでオーバーランを喫し11番手まで後退も、すかさずポジションをばん回して7位まで浮上しチェッカーを受けました。
一方ハスラムは、オープニングラップ9番手から5周目に8番手に浮上。後半に入った15周目にはポジションを落とし、追い上げてきたバウティスタに抜かれますが、バウティスタを追走する形で2人はチェッカーフラッグまでランデブー走行を続け、バウティスタ7位、ハスラム8位でチェッカーを受けました。
日曜日には、スーパーポール・レース(10周)と、レース2(22周)が行われます。