Race 2
WorldSBK 2022
Round 8

ビエルゲは7位&6位。両レースでポイント獲得。レクオーナはレース2で8位。

es Circuit de Barcelona-Catalunya

今年で3回目の開催となる第8戦カタルニア大会は、9月25日、スーパーポール(SP)レースと決勝レース2を行い、前日12位のチャビ・ビエルゲ(Team HRC)がSPレースで7位、レース2で6位でフィニッシュし、3レースともにポイントを獲得しました。

ビエルゲは7位&6位。両レースでポイント獲得。レクオーナはレース2で8位。

ビエルゲが3レースともにポイントを獲得するのは開幕戦アラゴン大会に続き、今季2回目。初日はコンディションの変化でタイヤのパフォーマンスをうまく発揮できず12位と苦戦しましたが、この日はしっかりと結果につなげました。

午前中に行われたSPレースでは、9番グリッドから決勝に挑み、オープニングラップ8番手から2周目に7番手へ、4周目に6番手へと浮上しました。それからは5番手を走行するマイケル・ルーベン・リナルディ(ドゥカティ)を追う形で、フィリップ・エッテル(ドゥカティ)、スコット・レディング(BMW)らと6位争いを繰り広げ7位でフィニッシュしました。

午後のレース2は、SPレースの結果から7番グリッドでスタート。前半はジョナサン・レイ(カワサキ)、トプラク・ラツカトリィオグル(ヤマハ)を追う形で6番手を走行。後半は単独走行となり6位でフィニッシュしました。

チームメートで今季初PPを獲得したイケル・レクオーナ(Team HRC)は、前日のレース1では6位。この日のSPレースではトップグリッドから決勝に挑みましたが、オープニングラップで転倒してリタイアに終わりました。

レース2は、SPレースの結果から10番グリッドからスタートすることになり、オープニングラップに9番手へ。2周目に8番手。4周目にチームメートのビエルゲを視野に7番手に浮上しました。それからはビエルゲを追走する形で7番手をキープしましたが、後半はフィリップ・エッテル(ドゥカティ)にかわされ、8位でゴールしました。

今大会は、両選手ともに走り慣れたサーキットで初日から快調でした。予選ではレクオーナが初PPを獲得して、CBR1000RR-Rのパフォーマンスを遺憾なく発揮しましたが、3レースを通し、タイヤのパフォーマンスをうまく発揮できず苦戦のレースとなりました。しかし、次戦以降の課題がはっきりしているだけに、CBR1000RR-Rの持っているスピードを活かせるように取り組むこととなります。

8戦を終えてレクオーナは158点を獲得して総合8位、今大会3レースともにポイントを獲得したビエルゲは99点で総合10位。次戦はポルトガル大会。両選手ともに表彰台獲得を目標に全力を尽くします。


Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
最後に7位と6位を獲得して、バルセロナの週末をとてもポジティブに終えることができました。何よりも、たくさんのことを学ぶことができました。昨日のレース1では、もともと計画していたタイヤとは別のタイヤを選択することに決めましたが、この決断でも多くのことを学ぶことができました。すべてのデータを勉強し、電気系の改善に一生懸命取り組み、今日は予定していたタイヤを使いました。そしてそれがうまくいきました。昨日よりうまくタイヤをマネジメントできました。最後まで同じペースをキープしたのは優勝したアルバロ(バウティスタ/ドゥカティ)だけで、彼はすばらしい週末をコンプリートしました。他のライダーは終盤にかけて苦戦していました。昨日のレースで、中盤以降、1分42秒台をキープできないことに気付いたので、タイヤを最後まで持たせるためにペースを落としました。もちろん、この課題については、これからもテストで取り組むつもりです。シーズンは残り4戦。さらにパフォーマンスを発揮できるように取り組みます

Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
今週末はたいへんでした。ポテンシャルとスピードが際立ってよかった瞬間は、少ししかありませんでした。今日はウォームアップでいいフィーリングがあり、いいペースを維持することができました。SPレースでは1周目に前に出ましたが、10コーナーでアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)をパスしようとして、フロントから転倒してしまいました。正直、この転倒は想定外のことでした。アンドレアに謝りたいです。なぜなら彼がグラベルへ行ってしまったのは僕のせいだからです。そしてレース2へ向けてマシンを調整しましたが、1コーナーの最初のブレーキングポイントに入ったときから、このレースで苦戦することが分かりました。ベストを尽くし、何人かパスをして、チャビについていき、それからはタイヤを温存できるようにしました。ブレーキングがあまり快適ではなかったので、簡単なことではありませんでした。そして終盤へ向けてタイヤパフォーマンスは大きく落ちました。でも完走するためにできる限りのことをしました。次のレースでは、この部分に集中して取り組みます

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