Race 2
WorldSBK 2024
Round 4

レクオーナがスーパーポールレースとレース2ともにポイントを獲得

it Misano World Circuit “Marco Simoncelli”

6月16日(日)、スーパーバイク世界選手権(WSBK)第4戦エミリア・ロマーニャ大会のスーパーポール(SP)レースとレース2がミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われました。

レクオーナがスーパーポールレースとレース2ともにポイントを獲得

第3戦オランダ大会のフリー走行で右ヒザを負傷し同大会を欠場したイケル・レクオーナ(Team HRC)は、今大会が復帰戦でした。SPレースで7位、レース2を9位でフィニッシュしたレクオーナは、前日のレース1でも10位だったため、今大会は3レースともにポイントを獲得し、今季最高の結果でレースウイークを締めくくりました。
一方、チームメートのチャビ・ビエルゲは、SPレースは13位とポイント獲得を果たせず、レース2は他者との接触で転倒を喫し、リタイアに終わりました。

日曜日の最初のレース、10周で行われたSPレースは、11時にスタートが切られました。14番グリッドから好スタートを切ったレクオーナは、オープニングラップを12番手、2周目には8番手へとポジションを上げたものの、その後に長いグループが形成されました。その集団の中でもレクオーナは力強いペースでラップを重ね、最終的に7位でチェッカーを受けました。
チームメートのビエルゲも、17番グリッドからオープニングラップを15番手、2周目には13番手へとポジションを上げると、12番手争いを繰り広げる4人のグループの中に加わりました。最終的には13位でフィニッシュ。ポイント獲得こそ果たせませんでしたが、レース2に向けて一歩前進しました。

14時に21周でスタートが切られたレース2は、SPレースで7番グリッドを獲得したレクオーナが9位でフィニッシュしました。好スタートを切ったレクオーナは序盤に6台で繰り広げられた4番手争いに加わり、中盤には7台に膨れあがった3番手争いに加わりました。しかし、終盤にかけていくつかのグループに分かれ、レクオーナは、アクセル・バッサーニ(カワサキ)、ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、レミー・ガードナー(ヤマハ)との7番手争いの中で奮闘し、最終的に9位でチェッカーを受けました。
17番グリッドからレース2に挑んだビエルゲは、オープニングラップに15番手、2周目には13番手へと浮上します。その後は、スコット・レディング(BMW)、ギャレット・ゲルロフ(BMW)と13番手争いを繰り広げましたが、9周目の第8コーナーでゲルロフと接触し、転倒リタイアに終わりました。

Team HRCは、6月19日(水)、20日(木)の2日間を使い、イタリアのクレモナ・サーキットでテストを実施。その後は、7月12日(金)~14日(日)にドニントンパークで開催される、イギリス大会へ向かいます。


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Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
今大会は3レースともにトップ10フィニッシュを達成し、全体的にとても満足しています。金曜日のフリー走行はとても順調でしたが、土曜日の予選では予想以上に苦戦しました。それにもかかわらず、レース1ではペースがよく安定していたので、今日のレースは自信を持って挑むことができました。SPレースでは、予選タイムよりコンマ1秒だけ遅い好タイムで走ることができて7位になり、レース2に向けてモチベーションを高めることができました。このレースもフィーリングがよく、ペトルッチ選手とバッサーニ選手に何周もついていくことができましたが、次第にフロントが厳しくなり、第2、第4、第10、第14の各コーナーでクラッシュをセーブしなければなりませんでした。その間にガードナー選手に捕まってしまい、しばらくはポジションを守れたもののコーナーではらんで、ガードナー選手に抜かれてしまいました。ガードナー選手についていくのはリスクが大きすぎると判断し、9位でゴールすることにしました。今大会ではマシンのポテンシャルを引き出すことができたと思います。ケガからの回復に長い時間を費やし、走行することもできなかっただけに、このような結果で本当にうれしいです。来週はさらに2日間のテストがあり、そこでまた一歩前進し、トップ10で安定的に戦えるかどうかを確認したいです

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
まずはチームに謝罪したいです。今大会はとても難しい週末になりました。なぜ速く走れなかったのかを理解しなければなりません。金曜日から土曜日にかけてセットアップはよくなったのですが、レースではほかのライダーに接触される不運が続きました。今日はコンディションが少し変わったことで、それも走行に影響しました。両レースともかなり苦戦しました。レース2では、ポジションを守るためにバトルしていたのですが、第8コーナーでゲルロフ選手に追突され、大きなハイサイドを喫してしまいました。幸いケガはありませんでした。接触の原因は、コーナーのクリップでスピードを落としすぎてしまい、後ろのライダーのミスを誘うことになったためです。今私たちが本当に理解しなければならないのは、なにが起こったのか、なぜ十分に速く走れなかったのかということです。今はその問題に集中し、できるだけ早く状況を好転させたいです。レクオーナ選手はこの週末で前進しました。来週のクレモナでのテストでデータを分析し、次戦に備えたいです


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