第3戦オランダ大会のフリー走行で右ヒザを負傷し同大会を欠場したイケル・レクオーナ(Team HRC)は、今大会が復帰戦でした。SPレースで7位、レース2を9位でフィニッシュしたレクオーナは、前日のレース1でも10位だったため、今大会は3レースともにポイントを獲得し、今季最高の結果でレースウイークを締めくくりました。
一方、チームメートのチャビ・ビエルゲは、SPレースは13位とポイント獲得を果たせず、レース2は他者との接触で転倒を喫し、リタイアに終わりました。
日曜日の最初のレース、10周で行われたSPレースは、11時にスタートが切られました。14番グリッドから好スタートを切ったレクオーナは、オープニングラップを12番手、2周目には8番手へとポジションを上げたものの、その後に長いグループが形成されました。その集団の中でもレクオーナは力強いペースでラップを重ね、最終的に7位でチェッカーを受けました。
チームメートのビエルゲも、17番グリッドからオープニングラップを15番手、2周目には13番手へとポジションを上げると、12番手争いを繰り広げる4人のグループの中に加わりました。最終的には13位でフィニッシュ。ポイント獲得こそ果たせませんでしたが、レース2に向けて一歩前進しました。
14時に21周でスタートが切られたレース2は、SPレースで7番グリッドを獲得したレクオーナが9位でフィニッシュしました。好スタートを切ったレクオーナは序盤に6台で繰り広げられた4番手争いに加わり、中盤には7台に膨れあがった3番手争いに加わりました。しかし、終盤にかけていくつかのグループに分かれ、レクオーナは、アクセル・バッサーニ(カワサキ)、ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、レミー・ガードナー(ヤマハ)との7番手争いの中で奮闘し、最終的に9位でチェッカーを受けました。
17番グリッドからレース2に挑んだビエルゲは、オープニングラップに15番手、2周目には13番手へと浮上します。その後は、スコット・レディング(BMW)、ギャレット・ゲルロフ(BMW)と13番手争いを繰り広げましたが、9周目の第8コーナーでゲルロフと接触し、転倒リタイアに終わりました。
Team HRCは、6月19日(水)、20日(木)の2日間を使い、イタリアのクレモナ・サーキットでテストを実施。その後は、7月12日(金)~14日(日)にドニントンパークで開催される、イギリス大会へ向かいます。