Portimao Winter Test
WorldSBK 2023

Team HRC、オーストラリア行きを前にポルティマオで建設的なテストを実施

pt Autódromo Internacional do Algarve

Team HRCのワークスライダー、イケル・レクオーナとチャビ・ビエルゲは、先週スペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われたテストに続き、ポルトガルのアルガルベ・インターナショナルサーキットで2日間のテストを行いました。

Team HRC、オーストラリア行きを前にポルティマオで建設的なテストを実施

1月31日(火)と2月1日(水)の両日共に、チームは晴天に恵まれたサーキットで、さまざまなテストを行うことができました。

ビエルゲは火曜日のセッション中盤で転倒をしましたが、幸いにもケガはなく、チームはすぐにマシンを修復してサーキットへ戻ることができました。Team HRCの両ライダーは初日、それぞれ70周近くを走行し、先週のヘレス同様、マシンのセットアップ、電子制御、ジオメトリーなどを中心に作業を行いました。

2日目も引き続きテストを行い、今週予定していたほぼすべてのメニューを完了しました。レクオーナは午前中にクラッシュをしましたが、こちらも幸いケガはありませんでした。レクオーナ/ビエルゲ共に、CBR1000RR-R FIREBLADE SPで精力的に走行し、技術者に多くの有益なデータを提供しました。

Team HRCは、2月20~21日にオーストラリアのフィリップアイランド・サーキットで行われる公式テストに向けて最終調整を行い、24~26日に同サーキットで開催される2023年スーパーバイク世界選手権の開幕戦に臨みます。


Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
このテスト、特に2日目はヘレスのときよりも満足しています。2日目は13コーナーでのクラッシュで始まりました。フロントブレーキに触れただけで、コントロールを失いました。ひょっとして、コーナー進入に少し自信があり過ぎたのかもしれません。幸いケガはありませんでしたが、マシンはひどい状態になってしまったので、チームに謝罪するとともに、マシンを完ぺきに、迅速に修理してくれたクルーには感謝の気持ちでいっぱいです。いろいろなテストを行いましたが、主にマシンに乗ってフィーリングをよくすることと、止まること、曲がることに集中しました。ヘレスでは基本的にすべてをテストし、新しいアイテムやさまざまなセッティングを試しましたが、そのせいもあって苦戦を強いられました。でもここでは、特に2日目にはかなりいいフィーリングでした。ラップタイムではトップと差があるので、まだ何かが足りませんが、ペースという点では十分に勝負ができます。今日の最後にレース・シミュレーションを行いましたが、昨年はできなかった、最後までコンスタントに速く走ることができたので満足しています。あとはオーストラリアに着いてから、自分たちがどのような状態なのかを確認することになります。

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
先週のヘレスでもすでにうまくいっていましたが、その時はいろいろなことをテストして方向性を探っていました。ここでは、よりクリアな状況でテストを開始することができました。ラップを重ねるごとに、パフォーマンスとフィーリングの両方が向上し、どうすれば前に進めるのかがよく分かるようになりました。初日のクラッシュは残念でしたが、チームがよく動いてくれたおかげで、午後と2日目はトラブルなく過ごすことができました。今回のテストでは、すべてをまとめていくことができたので、それが自信につながりました。まだやるべきことは残っていますが、間違いなく一歩前進したと思います。2日目もまた、特に午前中のハードタイヤでの作業は、非常にスムーズにいきました。レースペースはとてもよくて、タイムアタックのときにソフトタイヤをうまく使えなかったのは残念でした。細かい問題があって速いラップを刻むことができませんでした。とはいえ、このポルティマオではハードタイヤでレースを行うので、マシンのフィーリングがよかったことと、昨年よりはるかに前進したことが重要なポイントです。ヨーロッパではいいプレシーズンを過ごすことができ、これから多くのデータを分析して、次のオーストラリアに挑みます。


投稿日