ビエルゲがレース2で初の表彰台となる3位を獲得。レクオーナは9位に
第2戦インドネシア大会は、3月5日、SPレースと決勝レース2を行い、前日のレース1で7位でフィニッシュしたチャビ・ビエルゲ(Team HRC)が、SPレースで6位、レース2では初の表彰台獲得となる3位でフィニッシュ。Team HRCとしても今季初の表彰台獲得となりました。
この日は、青空が広がるも、終日雲の多い天候の中でSPレースとレース2が行われました。両レースともに転倒者が多く、どちらも赤旗中断となりました。そのため、SPレースは10周のレースが8周に、21周のレース2は14周に短縮されて再スタートが切られました。
土曜日のスーパーポール(予選)で13番手だったビエルゲは、最初に行われたSPレースでは、5列目からスタートを切ると、着実にポジションを上げ、6位でチェッカーを受けました。前方には、ジョナサン・レイ(カワサキ)とアクセル・バッサーニ(ドゥカティ)の4位争い。後方からはミケーレ・リナルディ(ドゥカティ)、マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)がビエルゲを追撃するという厳しく緊迫した戦いでしたが、しっかりとポジションをキープしました。
その結果、レース2は6番手という好グリッドを獲得。好スタートを切ったビエルゲは、首位を走るリナルディと2位のトプラク・ラズガットオーグル(ヤマハ)を追撃して3番手を走行しますが、6周を終えた時点で2人の選手がからむ転倒事故が発生し赤旗中断となりました。
その後、14周で再開されたレースでビエルゲは、中断した時点での順位となる3番手から好スタートを切り、トップを走るリナルディ、2番手のアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、3番手のトプラックを追撃しました。そして、最終ラップには、2番手にポジションを落としていたリナルディがコースアウトを喫したことで3番手に浮上、そのままポジションをキープして3位でフィニッシュしました。
ビエルゲは、昨年、ケガに苦しみましたが、今年は万全の体調でシーズンを迎え、Team HRC入りして2年目・14戦目で初の表彰台獲得となりました。
前日のレース1で16番グリッドから12位でフィニッシュのイケル・レクオーナ(Team HRC)は、朝のウォームアップで転倒を喫し、ほとんど周回できず、SPレースでは、オーバーランを喫しポジションを落としたことで16位に終わりました。
レース2は、15番手という厳しいグリッドから12番手まで浮上しましたが、6周目に赤旗中断。14周で再開したレースでは、9番グリッドから9位でチェッカーを受けました。
今大会は、金曜日のフリー走行で2度、そして日曜日のウォームアップで3度目の転倒を喫し、その影響もあり、本来の走りを発揮することができませんでした。それでも、終盤にかけて1分32秒台後半から1分33秒台前半のペースでラップを刻み、6台に膨れあがった3位争いの集団を追走。終盤、アクセル・バッサーニ(ドゥカティ)、レミー・ガードナー(ヤマハ)らとバトルを繰り広げたレクオーナのペースは、表彰台に立ったビエルゲと遜色のないもので、次戦以降の走りに大きな期待をつなぐものでした。
開幕戦オーストラリア大会、第2戦インドネシア大会の2連戦を終えて、ビエルゲは3位を最高位に43点を獲得して総合7位、レクオーナは6位を最高位に33点を獲得し、総合9位という結果でした。第3戦オランダ大会は、4月21日~23日に開催されます。
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