Race 2
WorldSBK 2021
Round 4

レオン・ハスラムがSPレースで今季ベストの4位フィニッシュ

gb Donington Park Circuit

ドニントンパークで開催された第4戦イギリス大会は7月4日、スプリント(SP)レース(10周)とレース2(23周)が行われ、前日のレース1を今季ベストの6位でフィニッシュしたレオン・ハスラム(Team HRC)がSPレースで4位に入り、今季ベストを更新しました。レース2は9位でした。

レオン・ハスラムがSPレースで今季ベストの4位フィニッシュ

終日不安定な天候となり、朝のウォームアップはドライコンディションで行われましたが、SPレースはスタート前に雨が降りウエットコンディションとなりました。今大会の予選で7番手、ウォームアップでも7番手だったハスラムは、徐々に乾いていく路面を見て前後インターミディエイトタイヤを選択して決勝に挑みました。

タイヤの選択もよく、好スタートを切ったハスラムは、オープニングラップで5番手につけると2周目には4番手に浮上。その後も好ペースをキープし、トム・サイクス、マイケル・ファン・デル・マークのBMW勢、ギャレット・ゲルロフ(ヤマハ)と3位争いの集団を形成し4位でフィニッシュしました。前日のレース1で6位になり、勢いに乗ったハスラムは早くも今季ベストリザルトを更新しました。

続くレース2はドライコンディションで行われました。SPレースで4位のハスラムは今季ベストの4番グリッドから決勝に挑み、序盤は4番手をキープする好調なスタートを切ります。その後、リズムを維持することが難しくなり9位へとポジションを落としましたが、CBR1000RR-R FIREBLADE SPでの初表彰台獲得まであと一歩と迫ったハスラムの次戦に期待が膨らみました。

チームメートのアルバロ・バウティスタ(Team HRC)は、今大会でセッティングに苦戦していましたが、レース1では9位まで浮上してセッティングを進めました。そして迎えたSPレースでは、不安定な天候の中で前後ウエットタイヤを選択しましたが、これが裏目に出て15位。そして、ドライコンディションになったレース2は16番グリッドからオープニングラップで12番手につけるとそのポジションをキープ。終盤にややペースを上げて、2つポジションアップし10位でフィニッシュしました。

ここまで4戦を終えてバウティスタは57ポイントでランキング10位、ハスラムは41ポイントで13位です。次戦オランダ大会は7月23日から25日までオランダのアッセンで開催されます。


Leon Haslam
Leon Haslam 91
Team HRC
今日は4位を獲得できてよかったです。昨日のレース1と今日のSPレースは、どちらも表彰台を狙える位置で戦うことができたし、とてもよかったと思います。レース2ではいくつか問題を抱え9位でしたが、全体的にはよかったです。この週末はいくつかのステップを刻みました。そして、どこを改善すべきかが明確になりました。SPレースはタイヤの選択に迷う不安定な路面コンディションでしたが、ドライに変化していったのでインターミディエイトタイヤを選びました。結果的にいいペースで走ることができました。レース2もセットアップは悪くありませんでしたが、問題が発生しポジションを落としたのは残念でした。次のアッセンでは、今日のいい状態をさらに発展させていきたいと思います

Álvaro Bautista
Álvaro Bautista 19
Team HRC
全体的には厳しい週末でした。金曜日には、いくつかのことにトライし、データ収集に努めました。これまでとは異なるセットアップを試しましたが、思っていたような状態にはならなかったので基本的なセットアップに戻しました。昨日は雨が降りセットアップを決めるための時間がなかったのですが、今日は着実に前進し、マシンのフィーリングも今日が一番よかったと思います。しかし、SPレースではレインタイヤを選択し、これが失敗に終わりました。レース2はペースを上げることができたし、トップ10フィニッシュを果たしましたが、目標にはほど遠いものでした。ここからさらに改善していかなければなりません。もっと上を目指して全力でがんばります


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