レクオーナ、レース2で6位入賞。ビエルゲはレース2でポイントを獲得
スーパーバイク世界選手権第1戦オーストラリア大会は2月26日、フィリップアイランド・サーキットでSPレースとレース2を行い、前日のレース1を6位でフィニッシュしたイケル・レクオーナ(Team HRC)が、SPレースで8位、レース2で6位と、両レースでポイントを獲得しました。
午前中は雲が多く風の強い不安定な天候でしたが、午後になって天候は回復。SPレースは雲の切れ間から青空がのぞき、レース2は青空が広がる絶好のコンディションとなりました。
前日、雨のレースで6位になったレクオーナは、両レースで力強い走りを見せました。まず10周で行われたSPレースでは、11番グリッドからオープニングラップに14番手までポジションを落とすも、2周目に12番手、3周目に10番手、6周目に8番手に浮上すると、6台による2位争いの集団を追撃。ジョナサン・レイ(カワサキ)に続いて8位でフィニッシュしました。
22周で行われたレース2は、レース2の結果から8番グリッドから決勝に挑み、レクオーナは、スタートからゴールまで大混戦となった4位争いの大集団に加わり、最終的に6位でチェッカーを受けました。
レース2は、上位3人が抜け出し、それをレクオーナを含めた8人の選手が追撃するという展開となりました。めまぐるしくポジションを入れ替える激しい4位争いの集団の中で、前半はレイ(カワサキ)、アレックス・ローズ(カワサキ)、トプラク・ラツカトリィオグル(ヤマハ)、アクセル・バッサーニ(ドゥカティ)らをピタリと追撃して8番手前後を走行。後半はバッサーニと何度もポジションを入れ替えますが、前を走るローズ(カワサキ)とラツカトリィオグル(ヤマハ)が接触して転倒したことで7番手へ浮上。終盤はレイ(カワサキ)をかわし6位でチェッカーを受けました。
今大会、レクオーナは表彰台に立てませんでしたが、レース2で見せた走りは、これからの活躍をさらに期待させるものでした。
チームメートのチャビ・ビエルゲ(Team HRC)は、ポイント獲得が9位までとなるSPレースでは12位でしたが、レース2では11位になり、ポイントを獲得しました。
17番グリッドのビエルゲは、厳しいグリッドと短い周回数のためにSPレースでは、12番手までポジションをばん回するのがやっとでしたが、このレースではリアのトラクション不足を解消し、ペースを改善しました。レース2では、さらにペースを上げることに成功し、レミー・ガードナー(ヤマハ)とバトルを繰り広げて10位でフィニッシュ。しかし、イエローフラッグ追い越しのためペナルティーを受け、最終リザルトは11位でした。
今大会はウエット、ドライともにリアのトラクション不足に苦戦しましたが、連戦となる第2戦インドネシア大会では、さらにセットアップの改善に取り組み、上位を目指します。
開幕戦オーストラリア大会を終えて、3レースともにポイントを獲得したレクオーナは、総合7位、レース1とレース2でポイントを獲得したビエルゲは総合10位。連戦となる次戦インドネシア大会は、マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで、3月3日から5日に開催されます。
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