Race 2
WorldSBK 2023
Round 1

レクオーナ、レース2で6位入賞。ビエルゲはレース2でポイントを獲得

au Phillip Island

スーパーバイク世界選手権第1戦オーストラリア大会は2月26日、フィリップアイランド・サーキットでSPレースとレース2を行い、前日のレース1を6位でフィニッシュしたイケル・レクオーナ(Team HRC)が、SPレースで8位、レース2で6位と、両レースでポイントを獲得しました。

レクオーナ、レース2で6位入賞。ビエルゲはレース2でポイントを獲得

午前中は雲が多く風の強い不安定な天候でしたが、午後になって天候は回復。SPレースは雲の切れ間から青空がのぞき、レース2は青空が広がる絶好のコンディションとなりました。

前日、雨のレースで6位になったレクオーナは、両レースで力強い走りを見せました。まず10周で行われたSPレースでは、11番グリッドからオープニングラップに14番手までポジションを落とすも、2周目に12番手、3周目に10番手、6周目に8番手に浮上すると、6台による2位争いの集団を追撃。ジョナサン・レイ(カワサキ)に続いて8位でフィニッシュしました。

22周で行われたレース2は、レース2の結果から8番グリッドから決勝に挑み、レクオーナは、スタートからゴールまで大混戦となった4位争いの大集団に加わり、最終的に6位でチェッカーを受けました。

レース2は、上位3人が抜け出し、それをレクオーナを含めた8人の選手が追撃するという展開となりました。めまぐるしくポジションを入れ替える激しい4位争いの集団の中で、前半はレイ(カワサキ)、アレックス・ローズ(カワサキ)、トプラク・ラツカトリィオグル(ヤマハ)、アクセル・バッサーニ(ドゥカティ)らをピタリと追撃して8番手前後を走行。後半はバッサーニと何度もポジションを入れ替えますが、前を走るローズ(カワサキ)とラツカトリィオグル(ヤマハ)が接触して転倒したことで7番手へ浮上。終盤はレイ(カワサキ)をかわし6位でチェッカーを受けました。

今大会、レクオーナは表彰台に立てませんでしたが、レース2で見せた走りは、これからの活躍をさらに期待させるものでした。

チームメートのチャビ・ビエルゲ(Team HRC)は、ポイント獲得が9位までとなるSPレースでは12位でしたが、レース2では11位になり、ポイントを獲得しました。

17番グリッドのビエルゲは、厳しいグリッドと短い周回数のためにSPレースでは、12番手までポジションをばん回するのがやっとでしたが、このレースではリアのトラクション不足を解消し、ペースを改善しました。レース2では、さらにペースを上げることに成功し、レミー・ガードナー(ヤマハ)とバトルを繰り広げて10位でフィニッシュ。しかし、イエローフラッグ追い越しのためペナルティーを受け、最終リザルトは11位でした。

今大会はウエット、ドライともにリアのトラクション不足に苦戦しましたが、連戦となる第2戦インドネシア大会では、さらにセットアップの改善に取り組み、上位を目指します。

開幕戦オーストラリア大会を終えて、3レースともにポイントを獲得したレクオーナは、総合7位、レース1とレース2でポイントを獲得したビエルゲは総合10位。連戦となる次戦インドネシア大会は、マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで、3月3日から5日に開催されます。


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Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
今日のレースにはとても満足しています。大会前の2日間のテストではかなり苦戦しましたが、プラクティスセッションを通じて、チームがすばらしいマシンに仕上げてくれました。まずはチームに感謝したいです。すべてのデータをチェックして、マシンを改善することができました。そのおかげで、ドライコンディションでは、強いライダーがたくさんいる集団の中でずっと4位争いができました。今日のバトルと6位という結果には満足しています。すばらしいバトルでした。バッサーニ(ドゥカティ)とのバトルで2度転倒しそうになりましたが、最後までとてもいいバトルでした。昨年はこのようなバトルでは、かなり苦戦していました。今シーズンはいいスタートが切れました。昨日のウエットコンディションのリザルトもよかったです。レースリザルトだけではなく、こなした仕事など、全体的に満足しています。今後もさらにいい仕事ができることを願っています

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
とても厳しいレースウイークでしたが、ようやくポイントを獲得することができました。たくさんのことを学べたし、取り組まなければならない部分をいくつか確認することができました。次のマンダリカへ向けて取り組むことができました。今日のレース2はスタートからフィニッシュまでベストを尽くしました。ペナルティーは残念です。僕の前でクラッシュがあり、ちょうど、ファン・デル・マーク(BMW)をパスしようとしているときでした。そのため、そこでできることはありませんでした。プッシュし続けて10番手でゴールしましたが、実際には11位と分かったときは残念でした。でも仕方ありません。引き続きベストを尽くします。一生懸命取り組んでくれたチームに本当に感謝しています

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