Race 2
WorldSBK 2025
Round 5

レクオーナがモストでの日曜のWSBKレースで6位と7位を獲得、ビエルゲはレース2で不運のリタイア

cz Autodrom Most

HRC Hondaはオートドローム・モストで開催されたスーパーバイク世界選手権(WSBK)チェコ大会を、レクオーナの2度のトップ7入りという好成績で締めくくりました。一方、ビエルゲはスーパーポールレースで力強い追い上げを見せ13番手から8位まで順位を上げたものの、レース2では不運にもリタイアを強いられました。

レクオーナがモストでの日曜のWSBKレースで6位と7位を獲得、ビエルゲはレース2で不運のリタイア

この日の朝は路面が湿っていたため、Honda HRCを含むほとんどのSBKチームがウォームアップを見合わせました。2時間後のスーパーポールレースの開始時間には路面は乾いていましたが、気温は一日を通して低いままでした。

5番グリッドからスタートしたレクオーナは、オープニングラップでは7位につけていました。次の周にはバウティスタをかわして6位に浮上し、今度はわずか0.5秒差で前を走る5位のアレックス・ロウズに照準を合わせます。7周目でロウズを捉えパッシングに成功、ゴールまで5位を守ろうと奮闘しましたが、フィニッシュ直前で惜しくも抜かれてしまいました。それでも6位という好結果でレースを終え、午後のレース2に向けて再び2列目からのスタートを確保しました。

チームメイトのビエルゲは、ソフトSC0リアタイヤを選択した数少ない3人のライダーの1人でした。好スタートを切ったビエルゲは、オープニングラップでポジションを2つ上げました。レース中盤には9位につけ、終盤でさらに1つ順位を上げて8位でフィニッシュ。この週末最後のレースに向けてグリッドポジションを大きく改善しました。

午前中のレースでの好パフォーマンスに勢いを得たレクオーナとビエルゲは、ドライコンディションながら曇り空のもとで行われたレース2でそれぞれ2列目と3列目からスタート。しかし、ビエルゲは第1コーナーで他のライダーと接触してコース外に押し出され、自身に落ち度はないにもかかわらず早すぎるリタイアを喫しました。ビエルゲはメディカルセンターで検査を受け、右足の足根骨に骨折の疑いがあるという診断がくだりました。月曜にバルセロナ(スペイン)に戻り次第、精密検査を受ける予定です。

Honda HRCの名を一人で背負うことになったレクオーナは、序盤では8位と9位のあいだを行き来していました。やがてリズムをつかむと、すぐ前を行くロカテッリへの追撃を開始。12周目で7位に浮上し、安定したペースで最終スティントを走りました。先行するライダーたちと同様のペースでラップを刻んでいたため、それ以上ポジションをあげることは叶いませんでしたが、この日のレースを7位で終え、貴重な9ポイントを再び獲得しました。

2025年選手権の5戦目が終わり、ビエルゲは71ポイントで総合7位、レクオーナは66ポイントで総合9位につけています。Honda HRCチームの次なる活躍の場は、5月27~28日にイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われるテストセッションです。その後、同サーキットで6月13~15日に開催される第6戦に臨む予定です。


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Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Honda HRC
全体的に、今日の成果にとても満足しています。モストではいい週末を過ごせたと思います。昨日のレース、そして今朝のスーパーポールレースでも力強い走りができました。表彰台争いにも近い位置にいて、実際行けるかもしれないと思った瞬間もありましたが、そう簡単にはいきませんでした。わずか1周の間に急激にタイヤが消耗してしまい、そこからはポジションを守るのが精一杯でした。最終的にはアルバロに抜かれて6位フィニッシュとなりましたが、前にDucati勢が4人とトプラクがいたことを考えれば、私たちにとってはポジティブな結果でした。レース2では腕の問題でかなり苦戦しましたが、それでも良いペースを維持できたので満足しています。シフトダウンをする時にバイクに少し問題があり、それが災いしてタイムにも少し響きました。でも正直に言って、満足な気持ちのほうが強いです。充実したバトルも何度かありましたし、3周目の最終コーナーでは大きなピンチを回避して転倒を免れたので、やはり全体としては本当に良い内容でした。次戦が楽しみです。そして最後になりましたが、チャビのすみやかな回復を願っています。

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Honda HRC
今朝はとても良い内容だっただけに、こういう形で一日を終えることになるとは思っていませんでした。最初の目標はスーパーポールレースでトップ9に入ることでしたが、非常に良いペースを維持し、力強い追い上げで8位フィニッシュを決め、無事にそれを達成することができました。この結果と昨日のパフォーマンスを考え合わせると、レース2でも良い走りができるポテンシャルはあると感じていました。しかし、残念ながら私の戦いはほぼスタート直後に終わってしまいました。他のライダーのミスにより第1コーナーで追突され、大きなハイサイドを喫しました。右足のどこかが骨折しているようなので、明日の朝バルセロナのミル先生のもとで詳しい検査を受ける予定です。改めて、チームには感謝したいです。この週末も手堅い結果が得られましたし、チームで協力して非常に良い仕事ができました。また、私たちライダー2人も競争力を発揮できました。このことは、今後につながる大きな収穫だと思います。今は状況をしっかり把握して、一日も早く回復に取り掛かりたいと思います。


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