Race 1
WorldSBK 2022
Round 8

イケル・レクオーナが初PPから6位、チャビ・ビエルゲは12位でポイント獲得

es Circuit de Barcelona-Catalunya

今年で3回目の開催となるカタルニア大会が、9月23日から25日までの3日間、バルセロナのカタルニア・サーキットで開催されます。カタルニア・サーキットは、1991年に建設され、MotoGP、そしてF1の舞台にもなっているサーキットで、スーパースポーツ世界選手権は2020年からカレンダーに加わりました。

イケル・レクオーナが初PPから6位、チャビ・ビエルゲは12位でポイント獲得

カタルニア・サーキットは、全長4.657m。右コーナーが8,左コーナーが6の14のコーナーがあり、流れるような走りになることが特徴のレイアウトのコースです。そして、開幕2日目の24日には、スーパーポール(予選)と決勝レース1が行われ、Team HRCのイケル・レクオーナ(Team HRC)がスーパーポール(予選)で初PPを獲得、決勝は6位でした。チームメートのチャビ・ビエルゲ(Team HRC)は予選9番手から決勝は12位でした。

Tema HRCの両選手は、今年からスーパーバイク世界選手権に参戦しています。過去7戦は、初めて経験するサーキットも多く、厳しい条件で戦うことが多い2人でしたが、今大会はロードレース世界選手権時代に走り慣れたサーキットであり、初日から快調にラップを刻みました。

今季安定した戦いを見せるレクオーナは、「バルセロナラウンドは正直とても期待している。なぜなら最初のウインターテストで3番手。そして8月のテストでは2番手だったからです」と語り、フリー走行、スーパーポール(SP)を完全に制し、CBR1000RR-Rで初PPを獲得しました。HondaがPPを獲得するのは2016年のタイ大会以来のことでした。

そして迎えた決勝では、1コーナーで5番手へとポジションを落としますが、2周目には4番手へ。さらに6周目にはアレックス・ローズ(カワサキ)をパスして3番手に上がりました。しかし、後半に入った15周目にジョナサン・レイ(カワサキ)に抜かれ、17周目にはギャレット・ゲルロフ(ヤマハ)、そしてローズ(カワサキ)に抜き返されて6番手へ交代。20周のレースを6位でフィニッシュしました。

フロントローからスタートしただけに、6位という結果にレクオーナはがっかり。日曜日に行われるSPレースとレース2でのばん回に気合を入れました。

チームメートのビエルゲもまた「カタルニアはとてもよく知っているサーキットで8月にテストをしている。今大会はいい結果を残したい」と語り、フリー走行は7番手でしたが、スーパーポール(SP)では接戦の中で9番手に後退。迎えた決勝では、オープニングラップ12番手。中盤にはルーカス・マヒアス(カワサキ)とロリス・バズ(BMW)をかわし10番手に浮上しますが、最終ラップにユージン・ラバティ(BMW)とバズ(BMW)に抜き返され12位とのフィニッシュとなりました。

日曜日にはSPレースとレース2が行われます。


Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
ポールポジションからスタートできることは、自分はもちろんのこと、チーム、そしてHondaにとってうれしいことです。マルクは(MotoGP)日本GPで今日それを達成しましたし、僕たちはここで成し遂げました。僕たちにスピードとポテンシャルがあることをみんなに証明することは大事なことです。でもそれには時間が必要です。今日の結果も含めて、フラストレーションがたまりました。レースウイークはとても力強いスタートが切れました。フリー走行では速いタイムを出すことができました。正直予選でポールポジションを獲得できるとは思っていませんでしたが、ジョニー(ジョナサン・レイ)についていったことでPPを実現することができました。PPを達成するだけのスピードもあったし、レース1でいい走りができる自信はありました。レース前半はすべてがうまく行っていました。うまくタイヤとスロットル、そして電子制御をプラン通りコントロールできて、ほかのライダーの転倒などによるのではなく、本当の表彰台争いをしていました。でも終盤になってグリップの問題が出てきて、バトルが続けられなくなりました。ポテンシャルがあるのに、それをうまく役立てて戦うことができず、最悪な気分でした。表彰台に上がれることは分かっていますが、今はフラストレーションがたまります。明日はもっといい走りができるようにがんばります。

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
今日も山あり谷ありの日でした。午前中の予選では強さがあり、最初のアタックでとても速いラップタイムを刻むことができました。でもセカンドタイヤでは同じようなフィーリングにはならず、タイムを更新できませんでした。それでもレースへ向けて自信はありました。今日は気温が下がったので、予定していたものとは違うタイヤを選択しましたが、残念ながら速さを感じることがなく、昨日ほど快適ではありませんでした。でも少なくとも完走はできましたし、学ぶこともありました。明日の天気がどうなるか様子を見て、いい仕事をして、いい選択をしたいと思います。そうすればもっと力強いフィニッシュができると思います。

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