カタルニア・サーキットは、全長4.657m。右コーナーが8,左コーナーが6の14のコーナーがあり、流れるような走りになることが特徴のレイアウトのコースです。そして、開幕2日目の24日には、スーパーポール(予選)と決勝レース1が行われ、Team HRCのイケル・レクオーナ(Team HRC)がスーパーポール(予選)で初PPを獲得、決勝は6位でした。チームメートのチャビ・ビエルゲ(Team HRC)は予選9番手から決勝は12位でした。
Tema HRCの両選手は、今年からスーパーバイク世界選手権に参戦しています。過去7戦は、初めて経験するサーキットも多く、厳しい条件で戦うことが多い2人でしたが、今大会はロードレース世界選手権時代に走り慣れたサーキットであり、初日から快調にラップを刻みました。
今季安定した戦いを見せるレクオーナは、「バルセロナラウンドは正直とても期待している。なぜなら最初のウインターテストで3番手。そして8月のテストでは2番手だったからです」と語り、フリー走行、スーパーポール(SP)を完全に制し、CBR1000RR-Rで初PPを獲得しました。HondaがPPを獲得するのは2016年のタイ大会以来のことでした。
そして迎えた決勝では、1コーナーで5番手へとポジションを落としますが、2周目には4番手へ。さらに6周目にはアレックス・ローズ(カワサキ)をパスして3番手に上がりました。しかし、後半に入った15周目にジョナサン・レイ(カワサキ)に抜かれ、17周目にはギャレット・ゲルロフ(ヤマハ)、そしてローズ(カワサキ)に抜き返されて6番手へ交代。20周のレースを6位でフィニッシュしました。
フロントローからスタートしただけに、6位という結果にレクオーナはがっかり。日曜日に行われるSPレースとレース2でのばん回に気合を入れました。
チームメートのビエルゲもまた「カタルニアはとてもよく知っているサーキットで8月にテストをしている。今大会はいい結果を残したい」と語り、フリー走行は7番手でしたが、スーパーポール(SP)では接戦の中で9番手に後退。迎えた決勝では、オープニングラップ12番手。中盤にはルーカス・マヒアス(カワサキ)とロリス・バズ(BMW)をかわし10番手に浮上しますが、最終ラップにユージン・ラバティ(BMW)とバズ(BMW)に抜き返され12位とのフィニッシュとなりました。
日曜日にはSPレースとレース2が行われます。