両ライダーともに、FP3で大きく前進しました。午前中に行われたFP3は、前日より気温が4℃低い22℃。このコンディションの中でレクオーナは、FP3の後に行われるスーパーポール(予選)の準備を進めながらタイムを0.677秒短縮。チームメイトのビエルゲはレースラップに重点を置きながら、0.064秒のタイム短縮を果たしました。
スーパーポールでは、午後に行われるレース1に向けて、Team HRCの両選手は、できる限りよいグリッドを獲得するために全力で挑みました。
レクオーナは最初のアタックで1分33秒830を記録し、この時点で2番手につけると、その後のアタックでタイムを更新することはできませんでしたが、最初のベストタイムで3列目8番グリッドを獲得しました。
一方、チームメイトのビエルゲは、1回目のアタックで1分34秒434をマーク。セッション終盤に行った2回目のアタックでは、途中のセクタータイムでPPを獲得したアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)のベストタイムに0.4秒差に迫りましたが、エンジンブローのためスローダウンする選手が出て、その時点でセッションは赤旗中断となり、25分間のセッションは23分過ぎに終了。ビエルゲは1回目のベストタイムで16番手に終わりました。
決勝レースは、青空が広がり、気温は24℃まで上昇。暖かいコンディションの中で行われました。3列目からスタートしたレクオーナは、1周目を終えた時点で8番手につけるとセカンドグループの混戦の中で接戦を繰り広げます。その後、追い上げてきたアレックス・ローズ(カワサキ)をマークしてセカンドグループを抜け出します。終盤はややペースを落とし、レミー・ガードナー(ヤマハ)と接戦になりますが8位でフィニッシュしました。
チームメイトのビエルゲも序盤はセカンドグループの混戦の中で健闘し、後半は、チームメートのレクオーナとガードナーのバトルを視野に、スコット・レディング(BMW)の追撃を振り切って10位でチェッカーを受けました。
日曜日には、10周のスーパーポール(SP)レースとレース2が行われます。