イケル・レクオーナとチャビ・ビエルゲは、3回目のフリー走行 (FP3)から1日をスタートし、続くスーパーポールに向けた最終セットアップ調整を行いました。コース上に他のライダーの技術トラブルによる汚れが残り、一時中断されたものの、レクオーナは自己ベストをコンマ数秒短縮し1'48.922を記録。ビエルゲもそれに続き、1'49.174をマークしました。
現地時間午前11時、晴天の下で行われたスーパーポールでは、レクオーナとビエルゲはともにFP3のタイムからさらに約0.5秒短縮しました。しかし、タイヤを交換した後、ふたりとも最初のタイムをさらに更新することはできず、レクオーナは1’48.408のタイムでレース1の9番グリッドを獲得。3位との差はわずか0.2秒でした。ビエルゲは1’48.747で、チームメイトのすぐ後ろとなる4列目12番グリッドからのスタートとなりました。
この週末最初のスーパーバイクレースは、午後2時から暖かいコンディションで開始されました。レクオーナとビエルゲは良いペースを維持できると感じており、スタート直後に先頭グループのすぐ後ろに位置取りました。しかし、他のライダーが起こした事故によりコース一部の清掃が入り、レースは1周目で即座に中断されました。再スタートとなった17周のレースでは、ビエルゲがすぐに9位に浮上。レクオーナは第1コーナーで集団に巻き込まれましたが、素早く対応し1周目の終わりには10位にポジションを上げました。ふたりはトップライダーたちと同じペースで周回を重ね、3周目にはさらに1ポジションを上げ、先頭グループに食らいつきながらさらに順位を上げるチャンスを伺っていました。
レクオーナは7周目にビエルゲを、8周目にはファン・デル・マークを抜き、その後ローズを追い始めました。ビエルゲもそれに続き、2人は12周目にローズを抜くことに成功。最終ラップにかけて自己ベストタイムを更新し、レクオーナは今日6位でフィニッシュ。トップからわずか5秒差でゴールしました。ビエルゲはローズに再び抜かれましたが、チームメイトから1.7秒差の8位でフィニッシュしました。
明日、ふたりはモーターランドで再びスーパーポールと18周の決勝レース2に挑みます。