Race 2
WorldSBK 2022
Round 2

レクオーナ、レース2で3位になり初表彰台を獲得する

nl TT Circuit Assen

Team HRCのイケル・レクオーナは、オランダのTTサーキット・アッセンで行われたレース2で3位となり、今シーズン初の表彰台を獲得しました。前日のレース1は予選8番手からベストリザルトの5位でフィニッシュし、日曜日の午前中に行われたSPレースでも5位に入りました。その結果、午後に行われるレース2では5番グリッドからスタートすることになり、2列目から好スタートを切ると、見事、3位表彰台を獲得しました。

レクオーナ、レース2で3位になり初表彰台を獲得する

オープンニングラップに4番手につけたレクオーナは、2周目にジョナサン・レイ(カワサキ)に抜かれ5番手へとダウンしました。しかし、6周目に首位争いをするトプラク・ラツカトリィオグル(ヤマハ)と追い上げたレイが接触してともに転倒。アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が首位に立ち、レクオーナが2番手へとポジションを上げました。

レクオーナは終盤まで2番手をキープ。ラスト4周となった背後に迫り接近戦を繰り広げていたアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)に18周目に抜かれ3番手へとダウンしましたが、4位以下を寄せ付けず、Team HRC入りして2戦6レース目にして初表彰台を獲得しました。

レクオーナは、午前中に行われたSPレース(10周のレースですが今大会は9周に短縮)でも、マイケル・ルーベン・リナルディ(ドゥカティ)とし烈な5位争いを制しています。トップ選手たちとのバトルを着実に制したことが、レース2の表彰台獲得につながりました。これでレクオーナは、開幕から6レース連続でポイントを獲得し、総合5位をキープしました。

チームメートのチャビ・ビエルゲ(Team HRC)は、前日のレース1では、予選14番手から11位でフィニッシュ。この日のSPレースでは12位とやや苦戦しましたが、レース2では9位でチェッカーを受けました。

今大会、ビエルゲは、シーズン開幕前に骨折し完治していないろっ骨の影響でアッセン特有の高速コーナーの切り返しに苦戦しました。そのため好スタートを切って序盤にポジションを上げる戦略としました。SPレースではポイント獲得は果たせませんでしたが、レース2では9位でフィニッシュ。身体が完調ではない状態で、開幕から6レースを戦い5レースでポイントを獲得しました。

この日のレクオーナの表彰台獲得は、ビエルゲのモチベーションにもつながりました。エストリルで開催される次戦ポルトガル大会(5月20日~22日)では、レクオーナとビエルゲ両選手の表彰台獲得が期待されます。


Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
とてもうれしいです。今日は速さを感じました。レースウイークを通して、少しアップダウンはありましたが、全体的にマシンの状態はいいものでした。FP1では2番手でしたが、そのあと2度転倒しました。そのため表彰台に上がれるとは思っていませんでした。トップ5くらいだと思っていました。レース1とSPレースではトップ5を獲得しました。とても快適だったし、トップに近付くことができました。そして、レース2ではアタックしようと思いました。2列目からスタートして、序盤でもう少しタイヤを使えば、前のライダーたちに近付けることができるし、彼らと一緒に逃げきれると思いました。トプラックとレイの転倒が見え、表彰台争いのチャンスがあることが分かりました。しかし、アルバロはとても速く彼について行くことはできませんでした。でもロカテリとの小さなギャップを何周もキープすることができました。終盤にはリアタイヤが終わってしまい、彼にパスされましたが、3位はいい結果です。Hondaを表彰台に連れていくことができてとてもうれしいです。すばらしい仕事をしてくれたチームに感謝しています。マネージャーも家族もいつも僕をよくサポートしてくれました。ポテンシャルはあります。でも、もっと時間が必要です。集中力を維持して、地に足をしっかりつけて仕事に取り組みたいと思います。あまり相性のよくないサーキットが、これからありますが、目標は一歩一歩、一生懸命仕事を続けることです

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
まずはチームメートのイケルと彼のチームにおめでとうと言いたいです。彼らにとってすばらしい週末になりました。とてもうれしいです。僕のモチベーションにもつながります。僕は厳しいレースとなりましたが、今週末を乗りきることができました。もっといい体調を期待していましたが、FP1から苦しみました。ポジティブなことは、すべてのレースで完走し、ポイントを獲得したことです。エストリルまでのこれからの3週間は非常に重要です。僕が普通の生活に戻り、きちんとトレーニングすれば、ポルトガルでは完全に調子を取り戻し、思ったような結果を残すために戦えると思います



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