レクオーナ、レース2で3位になり初表彰台を獲得する
Team HRCのイケル・レクオーナは、オランダのTTサーキット・アッセンで行われたレース2で3位となり、今シーズン初の表彰台を獲得しました。前日のレース1は予選8番手からベストリザルトの5位でフィニッシュし、日曜日の午前中に行われたSPレースでも5位に入りました。その結果、午後に行われるレース2では5番グリッドからスタートすることになり、2列目から好スタートを切ると、見事、3位表彰台を獲得しました。
オープンニングラップに4番手につけたレクオーナは、2周目にジョナサン・レイ(カワサキ)に抜かれ5番手へとダウンしました。しかし、6周目に首位争いをするトプラク・ラツカトリィオグル(ヤマハ)と追い上げたレイが接触してともに転倒。アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が首位に立ち、レクオーナが2番手へとポジションを上げました。
レクオーナは終盤まで2番手をキープ。ラスト4周となった背後に迫り接近戦を繰り広げていたアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)に18周目に抜かれ3番手へとダウンしましたが、4位以下を寄せ付けず、Team HRC入りして2戦6レース目にして初表彰台を獲得しました。
レクオーナは、午前中に行われたSPレース(10周のレースですが今大会は9周に短縮)でも、マイケル・ルーベン・リナルディ(ドゥカティ)とし烈な5位争いを制しています。トップ選手たちとのバトルを着実に制したことが、レース2の表彰台獲得につながりました。これでレクオーナは、開幕から6レース連続でポイントを獲得し、総合5位をキープしました。
チームメートのチャビ・ビエルゲ(Team HRC)は、前日のレース1では、予選14番手から11位でフィニッシュ。この日のSPレースでは12位とやや苦戦しましたが、レース2では9位でチェッカーを受けました。
今大会、ビエルゲは、シーズン開幕前に骨折し完治していないろっ骨の影響でアッセン特有の高速コーナーの切り返しに苦戦しました。そのため好スタートを切って序盤にポジションを上げる戦略としました。SPレースではポイント獲得は果たせませんでしたが、レース2では9位でフィニッシュ。身体が完調ではない状態で、開幕から6レースを戦い5レースでポイントを獲得しました。
この日のレクオーナの表彰台獲得は、ビエルゲのモチベーションにもつながりました。エストリルで開催される次戦ポルトガル大会(5月20日~22日)では、レクオーナとビエルゲ両選手の表彰台獲得が期待されます。