Race 1
WorldSBK 2021
Round 7

ハスラム13位でポイント獲得、バウティスタは転倒リタイア

es Navarra

スーパーバイク世界選手権(WSBK)第7戦スペイン・ナバラ大会が、8月20日(金)から22日(日)までの3日間、スペイン北部にあるナバラ・サーキットで開催され、21日はスーパーポール(予選)と決勝レース1が行われました。

ハスラム13位でポイント獲得、バウティスタは転倒リタイア

ナバラ・サーキットは、2010年に開設され、これまでは主に4輪のレースが開催されてきました。この数年は、FIM・CEVレプソル国際選手権など2輪のレースも開催されるようになりました。スーパーバイク世界選手権は今年初開催となりますが、スペインではスーパーバイク世界選手権が開催される7番目のサーキットとになりました。

ナバラ・サーキットは、スペインの北部ナバラ地方のロス・アルコスという町の近くにあります。全長3.933kmとシーズンを通してもっとも距離の短いサーキットで、タイトなコーナーが連続するテクニカルコース。この時期は連日30℃を超える暑さとなり、タイヤにもライダーにも厳しいレースになります。

前戦チェコ大会が行われたモスト・サーキットも今シーズン初めてスーパーバイク世界選手権のカレンダーに加わりました。モスト・サーキットは、Team HRCのアルバロ・バウティスタとレオン・ハスラムにとっては初めて経験するサーキットでしたが、ナバラでは事前テストを行い、今大会の準備を進めてきました。

初日のFP1では、バウティスタがトップから0.902秒差の7番手。ホーム大会となるために気合の入った走りをみせましたが、土曜日のFP3ではタイムを更新するも大接戦の中で13番手にダウン。予選では今大会の自己ベストをマークしますが、トップから1.290秒差の12番手と思うようにポジションを上げることができませんでした。

そして迎えた決勝では、オープニングラップ13番手と大混戦の中でポジションを落とし、その後、11番手までポジションを上げますが、7周目の12コーナーで転倒。再スタートを切れずにリタイアとなりました。

チームメートのハスラムは初日15番手。2日目のFP3では11番手までポジションを上げます。予選ではバウティスタ同様にフリー走行のベストタイムを更新しますが、大接戦の中で17番手に後退しました。厳しいグリッドからの決勝となりましたが、オープニングラップ15番手につけると、10位争いの集団に加わり、最終的に13位でチェッカーを受けました。

今大会は両選手ともにCBR1000RR-R FIREBLADE SPのセットアップを着実に進めました。しかし、フリー走行、スーパーポール(予選)が行われた午前中より気温が上がったことも影響し、両選手ともに力を存分に発揮することができませんでした。


Álvaro Bautista
Álvaro Bautista 19
Team HRC
今日のレースにはもちろん満足していません。スタート直後の1コーナーの渋滞でポジションを落としてしまい、いいスタートを切ることができませんでした。その後、すぐに自分のリズムをつかみ、何台かオーバーテイクをしましたが、そのあと転倒してしまいました。転んだ7周目は、何度かクラッシュしそうになっていましたが、12コーナーでフロントから転倒してしまいました。何か変わったことをしていたわけではありません。データを見てもおかしな点は見つからなかったので、路面温度が上がり滑りやすくなっていたのかもしれません。同じようなタイミングで転倒していたライダーが何人もいたので路面コンディションと関係があるかもしれません。トップ8でフィニッシュできたと思うので残念です。明日もチャンスがあります。レース2でいいグリッドを獲得できるように、SPレースでがんばります。そしてフィーリングとリザルトがよくなるようにがんばります

Leon Haslam
Leon Haslam 91
Team HRC
正直、今週末はもっとも厳しい週末の一つになりました。このサーキットが難しいことは分かっていました。予選グリッドがよくなかったのですが、それでも今日はいいスタートを切ることができました。正直、アルバロやゲルロフなどヤマハ勢とバトルできるとは思っていませんでした。最後はかなり苦戦しました。特にフロントの切れ込みに苦戦したので、23周をうまくコントロールするのがたいへんでした。しかし、ほかのライダーとはそれほど離れていません。このサーキットではもっと苦戦すると思っていたので、明日の2レースでがんばりたいです



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