Race 1
WorldSBK 2025
Round 11

Honda HRCのビエルゲ、エストリルでのWSBKレース1を7番手で完走

pt Circuito Estoril

エストリル・サーキットで行われた今週末最初のスーパーバイク世界選手権(WSBK)レースでは、Honda HRCのチャビ・ビエルゲが堅実な走りで7位に入りました。一方、イケル・レクオーナは4周目のクラッシュにより惜しくもリタイアを喫し、テストライダーの長島哲太は16位でフィニッシュしました。

Honda HRCのビエルゲ、エストリルでのWSBKレース1を7番手で完走

土曜日の午前に行われた最終のフリープラクティス3では、ファクトリーライダーたちがスーパーポールに向けてCBR1000RR-Rのセットアップの最終調整を行いました。ビエルゲとレクオーナはともに金曜日のベストタイムを更新し、それぞれに手応えを感じながら予選に臨みました。

スーパーポール予選はドライコンディションで行われました。ビエルゲは1分35秒549を記録した後、新品タイヤで再びコースに戻り、タイム更新を目指しました。スペイン人ライダーは最後に渾身のアタックを決め、1分35秒255をマーク。レース1をグリッド2列目、5番手からスタートする重要なポジションを確保しました。チームメイトのレクオーナも15分間の短いセッションで2度コースインし、残り1分を切ったところで最速ラップを記録。1分35秒920のタイムでレース1を15番手からスタートすることになりました。テストライダーの長島は20番手で予選を終えました。

21周で争われる今週末最初のスーパーバイクレースは、定刻通りスタートしましたが、第1コーナーで4名が絡むアクシデントにより即座に赤旗中断となりました。その中には長島も含まれていました。長島自身は転倒を免れたものの、転倒したライダーと接触してしまいました。

一時中断を経て、レースは20周に短縮されて再開されました。グリッドの好位置を活かしたかったビエルゲでしたが、スタート直後に順位を3つ落とし8番手に後退しました。すぐに巻き返しを図りましたが、簡単ではありませんでした。7番手を維持し、最も近いライバルとはわずか0.3秒差という状況の中、ビエルゲは安定したラップを重ねることに集中しました。最後までオーバーテイクのチャンスをうかがいましたが、仕掛ける距離に届かず、最終的に7位でフィニッシュしました。ビエルゲは明日のレースでさらなる上位を狙います。

レクオーナはスタート順位の15番手を序盤維持していましたが、無念にも4周目の第3コーナーでクラッシュを喫しました。幸いにも怪我はありませんでしたが、レースに復帰することはできませんでした。テストライダーの長島はポイント圏外の16位で完走し、貴重なデータを収集しました。Honda HRCチームは明日、スーパーポールレースとスーパーバイクレース2に臨みます。


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Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Honda HRC
全体的には満足すべき結果だったと思います。最終的には達成できませんでしたが、表彰台争い、少なくともトップ5争いの集団に加わることができました。望んだ結果ではありませんでしたが、現状に目を向ける必要があります。その意味では、FP3から予選まで非常に堅実な1日でした。予選では非常に競争力のあるラップを刻み、グリッド5番手からスタートすることができました。スタートは完璧ではありませんでしたが、レースを通して表彰台争いに絡むことができました。他のライダーとペースはほぼ同等でしたが、一部のセクションでは彼らに比べて苦戦し、なかなかオーバーテイクできる距離まで詰めることができませんでした。終盤に向けて可能な限りタイヤを温存しつつチャンスを狙いましたが、ブレーキングですべてを取り返す必要がある状況だったため、右側のフロントグリップを失い始めました。そのため、今日はこれが限界でしたが明日に向けて改善のアイデアがあります。完全に解決できなくても弱点を補って再び上位で戦いたいです。

Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Honda HRC
残念ながら、あまり多く語ることはありません。4周目の第3コーナーでのクラッシュでレースが早々に終わってしまいました。2か月以上のブランクがあったので大きな期待はしていませんでしたが、このような形でレースを終えるのは自分にとってもチームにとっても悔しいものです。今やるべきことは、ポジティブな面に目を向けることです。昨日バイクに乗った瞬間から良いスピードを取り戻せましたし、腕の痛みもなく、明日もう一度チャンスが残っています。明日は状況を好転させて、より良い結果を持ち帰りたいです。


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