Race 2
WorldSBK 2025
Round 4

Honda HRC、日曜の2レースともにトップ5争いを展開

it Cremona Circuit

Honda HRC Teamは、クレモナでのスーパーバイク世界選手権(WSBK)を好成績で締めくくりました。ビエルゲはスプリントで5位、レース2では7位に入り、レクオーナはレース2でグリッド最後方から見事な追い上げを見せて6位でフィニッシュしました。

Honda HRC、日曜の2レースともにトップ5争いを展開

土曜日にイタリアのクレモナ・サーキットで力強い走りを見せたHonda HRCのチャビ・ビエルゲとイケル・レクオーナは、日曜のスーパーポールとレース2に向けて意欲を見せていました。朝の短いウォームアップセッションでは、最終的なセットアップの確認を行い、現地時間午前11時(CET)から10周のスーパーポールがスタートしました。予選の結果により、ビエルゲは5番グリッド、レクオーナは9番グリッドからスタート。両者とも好スタートを切り、最初のコーナーを6位と7位で通過しましたが、その後レクオーナは追走集団での激しい争いの中で11位までポジションを落としました。中盤にはビエルゲが5位に浮上し、レクオーナも10位まで挽回。レクオーナはレース2でのグリッドポジションを上げるために、トップ9を目指して懸命に走りました。残念ながらこのスペイン人ライダーは、惜しくも残り2周の第2コーナーにて転倒を喫してしまい、結果につなげることは叶いませんでした。一方、チームメイトのビエルゲは5位をキープしたままフィニッシュ。決勝も同じく5番グリッドからのスタートとなりました。

午後に行われた23周のレース2は、ドライコンディションの中で開催されました。スタート直後に4位まで浮上したビエルゲは、先頭集団に食らいつきながら力強く走行。序盤にペトルッチに抜かれたものの、レースの大半で5位を維持し、安定したペースを披露しました。終盤になって初めてレクオーナとロウズにポジションを譲ることになりましたが、このファクトリーライダーは7位でフィニッシュしました。一方、4列目からスタートしたレクオーナは、スタート直後に13位まで順位を落としましたが、すぐに10位まで挽回。9周目にはファン・デル・マークとの競り合いを制し、9位に浮上しました。10周を残した時点で8位にポジションを上げたレクオーナは、その後ロカテッリに接近し、18周目にオーバーテイクしました。それだけでは満足せず、さらにプッシュし続け、終盤にはビエルゲとロウズに迫り、最終周の前の周回で2人を抜いて5位に浮上しました。最終コーナーで惜しくも5位を逃したものの、レクオーナは23周の中で大きく順位を上げることができたため、6位という結果に満足感を示しました。

開幕4戦で安定した結果を重ねたことにより、ビエルゲは62ポイントで総合ランキング8位、レクオーナは44ポイントで13位につけています。Honda HRCチームは、5月16日から18日にかけて開催される第5戦、オートドローム・モストでの戦いに向けて準備を進めます。


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Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Honda HRC
今週末の結果には全体的に満足しています。良い仕事ができました。今年は土曜日に良い走りをしても、日曜日はなかなか結果が出ないことが多かったですが、今回は日曜も強さを見せられました。最終的に、チーム一丸となって非常に良い仕事ができ、非常に良い週末を過ごせたと思います。細かな点ではありましたが、週末を通してバイクの調整を少しずつ進めたことで、常に正しい方向に持っていくことができ、チームに心から感謝しています。スーパーポールではスタートが良く、再びトップ5内で戦うことができました。レース2もスタートが決まり、先頭集団に食らいつく走りができ、ポジティブな結果となりました。先頭集団とともにプッシュし、後続との差を広げる展開に持ち込めました。しかし、終盤の7~8周はタイヤの消耗が激しく、最後は余力が残っていませんでした。トップ5を目指して走り続けましたが、あと一歩届きませんでした。それでも、全体としては充実した週末だったと思います。チャンピオンシップに向けて多くのポイントを獲得できましたし、良い流れに乗れていると思います。

Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Honda HRC
今週末のクレモナでのレースで、ようやく満足のいくレースが1つでき、本当に嬉しく思っています。朝のウォームアップでは路面コンディションが大きく変わっていて、バイクの感触が良くありませんでしたし、スーパーポールレースでも同様でした。1周目にはファン・デル・マークに強く当てられて、ポジションを大きく落とすというアクシデントがありました。6位か7位から13位まで下がり、そこから10位まで挽回しましたが、無理をしすぎて転倒してしまいました。その後は集中力も切れて少しフラストレーションが溜まり、厳しい展開となりました。しかし、気持ちをリセットして落ち着いた気持ちでレース2に臨むことができたのは誇らしく思っています。チームには本当に助けられました。どんな場面でも支えてくれただけでなく、自分が壊してしまったバイクもすぐに直してくれて、本当に感謝しています。レース2のスタートは最悪でした。第1セクターで13位まで下がりましたが、「ここからだ」と自分に言い聞かせて、焦らずに時間をかけてリアタイヤをしっかり温めてからプッシュを開始しました。自分でも驚くほど良いペースで走れて、ラスト4周でも29.7~29.8秒台でラップを重ねて、何人ものライダーをオーバーテイクできました。走っていて本当に楽しかったです。最終周の前の周回で5位に浮上しましたが、最後の周回でサムに抜かれてしまいました。でも、それは気にしていません。いいバトルでしたし、レース後には彼が私のところに来て、あの動きについて冗談を言い合いました。彼は私を抜いたとき、13コーナーで私が何か仕掛けると思ったようで、しっかりブロックされました。とにかく楽しかったです。6位でフィニッシュできて、ペースも良かったので満足しています。ここからは次戦に向けて集中していきます。ミスをしないとは約束できません。どんなライダーだってそうです。ですが、今日のようなレースをもっと続けられるよう努力することは約束できます。自分自身が楽しみ、そしてファンにも何かを届けられるようなレースをしていきます。


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