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WorldSBK 2022
Round 5

伝統のドニントンパークにTeam HRCが挑む

gb Donington Park Circuit

Team HRCとファクトリーライダーであるイケル・レクオーナ、チャビ・ビエルゲは、2022年スーパーバイク世界選手権第5戦が開催されるイギリスのドニントンパーク・サーキットに到着しました。

伝統のドニントンパークにTeam HRCが挑む

レクオーナは6月21日にドニントンパークで軽くテストを行いましたが、このサーキットでレースに参戦したことはなく、今週末のフリー走行でトリッキーなサーキットにいち早く慣れる狙いです。約1カ月前、Team HRCはミサノ・サーキットで開催された第4戦でレクオーナが両レースとも5位、ビエルゲはスーパーポールで4位と好成績を残しましたが、ビエルゲはレース2で手を骨折するなど、マイナスな面もありました。そこからリカバリーに集中したビエルゲは、今週末はケガの影響をできるだけ気にせず、ドニントンパークでの初レースに挑みます。

イギリスのレスターシャー州にあるドニントンパークは、1988年にシリーズ最初のレースを開催するなど、WorldSBKにとって歴史の深いサーキットです。全長4.023km、7つの右コーナーと5つの左コーナーで構成されていて、現在イギリスで使用されているサーキットで最も古い場所です。


Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
ミサノ以来、この4週間は非常に忙しい時期でした。1日のテストのためにイギリスに渡り、そこからミサノで2日間テスト、そしてさらに鈴鹿8耐のテストで日本に行き、最後にドニントンに戻ってきました。ドニントンでのレースは初めてなので、あらかじめテストができたことは非常に有効で、すぐにマシンのセットアップに集中できそうです。最初はイギリス人ライダーを参考にベストの走行ラインを学び、第1セクターでのブラインドカーブの攻略法を習得しました。非常に好きなサーキットですが、体力的にはタフです。特に、以前腕上がりで手術を受けた右腕に負担がかかるので、今週末はそのことを頭の片隅に置こうと思います。でも、このサーキットは非常に好きで、自分の中ではベスト3に入ります。

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
回復が思ったより早いこともあり、調子はいいです。手術も問題なく、理学療法士に診てもらい、もうすぐトレーニングやサイクリングを再開できます。ミサノ大会以来、リカバリーにこれだけ時間がかけられてラッキーです。最近のテストには参加できず、これからサーキットを習得する必要はありますが、ミサノでのテストではピット内でデータエンジニアとともに、ドニントンで収集したデータを解析することができました。バイクに乗るまでは無論、調子は分かりませんが、データ上では自分のライディングスタイルに合ったサーキットに見えますので、1回目のフリー走行には回復していて、存分に楽しめることを願っています。

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