Race 2
WorldSBK 2021
Round 12

バウティスタ、ハスラムともにレース2でポイントを獲得する

ar Circuito San Juan Villicum

サン・ホワン・ビリクム・サーキットで開催された第12戦アルゼンチン大会。10月17日(月)、10周のスーパーポール(SP)レースと21周のレース2が行われました。

バウティスタ、ハスラムともにレース2でポイントを獲得する

Team HRCのアルバロ・バウティスタは、SPレースは11位とポイントを獲得できませんでしたが、レース2では10位でフィニッシュしてポイントを獲得しました。

チームメートのレオン・ハスラムは、9位までポイントが与えられるSPレースでは10位とポイント獲得に一歩届かず、レース2では11位でフィニッシュし、レース1に続きポイントを獲得しました。

終日、青空が広がったサン・ホワン・ビリクム・サーキット。最初に行われたSPレースはやや風が強いコンディションとなりました。そして、10番グリッドから決勝に挑んだハスラムは、スタートからゴールまで安定した走りで10位でフィニッシュ。バウティスタは、15番グリッドから4周目に11番手に浮上すると最後はハスラムに迫り11位でフィニッシュ。Team HRCの両選手がわずかの差でチェッカーを受けました。

午後3時にスタートが切られたレース2は、21周で行われました。このレースは、アレックス・ローズ(カワサキ)が欠場したことでハスラムは9番グリッドから決勝に挑み、好スタートを切ると1コーナーで7番手に浮上しました。その後、レース中盤までは8番手をキープしますが、後半は10番手へとややポジションを落とし、前日のレース1に続き10位でフィニッシュしました。

チームメートのバウティスタは、14番グリッドからスタートを切ると着実にポジションを上げ、レース中盤にはハスラムの背後に迫り11番手を走行します。そして終盤はハスラムをかわし10位に浮上しチェッカーを受けました。SPレースに続き、このレースもTeam HRCの両選手が接戦を繰り広げました。

今大会は、フリー走行、予選、決勝と、両選手ともにCBR1000RR-R FIREBLADE SPのパフォーマンスを存分に引き出すことができず、厳しい戦いを強いられました。しかし、路面コンディションが悪いときに抱えるいくつかの課題に取り組み、レース2は両選手ともにポイントを獲得。最終戦インドネシア大会に向けて成果ある大会となりました。

12戦を終えて、バウティスタは180点を獲得して総合10位。ハスラムは134点を獲得して12位。11月19日~21日にマンダリカ・サーキットで開催される最終戦インドネシア大会に挑みます。


Álvaro Bautista
Álvaro Bautista 19
Team HRC
正直、レースウイークを通してフィーリングに苦戦しましたが、今日は昨日より改善できるようにがんばりました。電気系を調整して少し前進することができました。結果としてSPレースで少しペースがよくなり、レース2ではフィーリング面で一歩前進しました。安定したペースを維持することができるようになり、約1秒速くなりました。レースウイークを通して進歩することができたと思いますが、残念ながらトップに近付くには十分ではありませんでした。確かにこのサーキットでは苦戦しましたが、ここでやった仕事と、集めたインフォメーションは今後役に立つと思います。HRCは一生懸命仕事に取り組んでくれました。今大会も感謝しています。長い連戦が終わったので、今は休みたいです。インドネシアの最終戦まで約1カ月あります。インドネシアはみんなにとって初めてのサーキットなので、どんなレースができるのか楽しみです。初めてのサーキットを攻略するのはいつもワクワクします

Leon Haslam
Leon Haslam 91
Team HRC
正直、今日の結果は予想通りでした。レース2は、終盤の6ラップほど、前回のレースと同じようなブレーキの問題を抱えましたが、全体的には、ブレーキングはかなり安定していましたし、アルバロ(バウティスタ)と一緒にフィニッシュすることができました。3レースともに、10位か11位という結果でしたが、できることはすべてやりました。この後、バルセロナに戻り、水曜日に右腕の二頭筋腱の小手術をします。もし、順調に回復すれば最終戦のインドネシアでは、力強いレースをしてシーズンをフィニッシュしたいと思います



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