Race 2
WorldSBK 2022
Round 5

レクオーナ7位&10位でポイント獲得。ビエルゲはレース2で13位。ポイントを獲得する

gb Donington Park Circuit

ドニントンパークで開催されている第5戦イギリス大会は、7月17日、スプリント(SP)レース(10周)とレース2(23周)を行い、前日のレース1で8位でフィニッシュしたイケル・レクオーナ(Team HRC)がSPレースで7位、続くレース2で10位でフィニッシュ、今大会、3レースともにポイントを獲得しました。

レクオーナ7位&10位でポイント獲得。ビエルゲはレース2で13位。ポイントを獲得する

今大会、右腕の腕上がりに苦しむレクオーナは、10周で行われるSPレースでは、7番グリッドからスタートし、序盤は8番手、その後、ポジションを上げて7位でチェッカーを受けました。SPレースは周回数が少ないこともあり、腕上がりの影響はそれほどありませんでした。しかし、序盤、先行するアンドレア・ロカテリ(ヤマハ)をパスするのに手こずり、3周目に抜いたときには前のグループとの差が開いており、それ以上ポジションを上げることができませんでした。

朝のウォームアップを8番手で終えたときにレクオーナは、「ユーズドタイヤでいいペースで走ることができた。今日は5番手以内でフィニッシュできるポテンシャルがある」と自信を見せていただけにSPレースは残念な結果でした。

23周で行われたレース2は、SPレースで7位でフィニッシュしたことで7番グリッドから今大会ベストを目指しましたが、序盤を終えた段階で腕上がりと体力不足に苦しみ、思うようにペースを上げられず10位でフィニッシュしました。

チームメートのチャビ・ビエルゲ(Team HRC)は、第4戦エミリア=ロマーニャ大会で右手を骨折し、4週間の夏休みを経て復帰を果たしました。今大会は右手が完全な状態ではなく、加えて、初めて走るサーキットと厳しい条件が重なりましたが、レース1は13位でフィニッシュしポイントを獲得しました。こうして前日のレース1では、予想していたよりも右手の影響が少なかったことから、SPレース、レース2ではさらに上位を狙いましたが、SPレースでは中盤の5周目に後続車に追突され、その影響でビエルゲはコースアウトを喫し、16位でフィニッシュするのがやっとでした。

15番グリッドから決勝に挑んだレース2では、オープニングラップ12番手と好スタートを切り、ピーター・エッテル(ドゥカティ)、ギャレット・ガーロフ(ヤマハ)らとバトルを繰り広げ、13位でチェッカーを受けました。

今大会、Team HRCの両選手は、ドニントパークでレースをするのが初めてだったことに加え、レクオーナが右腕の腕上がり、ビエルゲは骨折した右手が完全に回復していないという厳しい状況でのレースとなりましたが、すべてのレースで完走し、確実にポイントを獲得しました。

今大会を終えて、レクオーナは総合6位、ビエルゲは総合9位と、ともにトップ10をキープ。今月下旬にモストで開催される第6戦チェコ大会に挑みます。


Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
朝のウォームアップでは、ユーズドタイヤでいいフィーリングがあり、トップ5で戦えるポテンシャルがあると思いました。SPレースはスタートがあまりよくありませんでした。そのあとロカテリと長いバトルを繰り広げタイムを落し、ようやく彼をオーバーテイクした時には、前のライダーたちとのギャップは広がっていました。7位でフィニッシュしましたが、悪い結果ではありません。距離の短いレースでは腕上りの問題もうまくコントロールすることができました。しかし、レース2はエネルギーが足りず、右腕が痛み、かなり難しい状況でした。5周を終えたころにはパフォーマンスが落ちていくのを感じましたが、トップ10でフィニッシュすることができました。今季は安定したシーズンになっていることを考えれば悪くありませんが、フラストレーションもたまりました。なぜならマシンのポテンシャルが結果に反映されていないからです。問題がなければ、今日は10位よりいい結果を出せたはずです。チームは一生懸命仕事に取り組み、レースウイークを通し僕をサポートしてくれました。感謝しています。監督(レオン・キャミア)は腕の問題をサポートするために理学療法士を呼んでくれました。チームのみんなに感謝しています。次のラウンドまでしっかり休息をとりたいと思います

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
思っていた以上に厳しい戦いでした。ケガをして、手術をして、4週間の夏休みを経て復帰しましたが、今大会は初めてのサーキットだったので、簡単な週末になるとは思っていませんでした。それでも、もっといい結果を期待をしていました。ポジティブなことは、レースウイークを通してかなり前進し、レース2では前とのギャップを縮めることができたことです。期待したようなポジション争いではありませんでしたが、少なくともたくさんのインフォメーションを集めることができました。チームのすべての努力に感謝しています。次のレースへ向けて前を向きたいと思います


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