2023年スーパーバイク世界選手権(WSBK)第8戦が、チェコのオートドローモ・モストで開催されます。この大会が終わると、WSBKは6週間のサマーブレイクに入りますが、Team HRCのイケル・レクオーナは、チェコ大会の翌週に開催されるロードレース世界選手権第9戦イギリスGPに、チャビ・ビエルゲは鈴鹿8時間耐久ロードレースに出場します。どちらのイベントも8月4日から6日にかけて行われます。

Team HRCに所属する両選手は、10日ほど前にイモラで開催されたWSBK第7戦イタリア大会に出場しました。この大会は、連日の猛暑と、難しい路面コンディションの中で、参加した選手たちは厳しい走りを強いられました。

その中でビエルゲは健闘し、決勝レース1では、タイヤの空気圧の問題でグリッド最後尾からスタートを切ることになりましたが、12位まで順位を上げるすばらしい走りを見せました。また、予選の転倒の影響で後方グリッドから決勝レースに挑んだレクオーナは、レース2を10位でゴール。厳しい条件の中でトップ10フィニッシュを達成しました。

今大会は、イタリア・イモラ大会のような過酷なコンディションにならないことを参加する全選手が望んでいます。昨年の大会では、レクオーナがスーパーポール(SP)レースで7位、ビエルゲは日曜日に行われた決勝レース2で7位という結果を残しました。

アウトドローモ・モストは、チェコの首都プラハから約100km離れたモストの近郊に位置しています。このサーキットは1980年代の始めに完成し、2021年に初めてWSBKが開催されました。サーキットの全長は4.212km。バラエティに富んだ21のコーナーで構成されます。

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