2022年シーズンも後半戦に入り、スーパーバイク世界選手権・ルーキーのイケル・レクオーナは5位と7ポイント差で現在総合6位。ここまでは(自分のせいではなくリタイアを余儀なくされた)第6戦チェコ戦のレース2以外では、第2戦オランダ大会のレース2の表彰台を含み、すべてのレースでトップ10フィニッシュ。チャビ・ビエルゲは、レースやテストで影響のあった数回のクラッシュやケガがあったにもかかわらず現在総合10位。レクオーナと同じくルーキーシーズンにしては健闘しています。現在までのベストは第4戦エミリア=ロマーニャ大会のスーパーポールで惜しくも表彰台を逃した4位です。
残り6ラウンドとなった2022シーズン、Team HRCのスペイン人ライダー両名は、まだまだいい結果を出せます。夏の間、ここまでの勢いを失わないようにチームで作業を続け、ライダーたちは8月20~21日のバルセロナテストに続き、その前は8月上旬に鈴鹿8耐ではCBR1000RR-R SPを駆って戦いました。レクオーナは、長島哲太、高橋巧とタッグを組み、Hondaにとって2014年以来の鈴鹿8耐優勝を飾るなど、22歳とは思えない活躍ぶりを見せました。
フランス・ブルゴーニュのヌヴェール、マニ=クールの町の近くにあるマニクール・サーキットは、1960年に建設されました。スーパーバイクの定番となったサーキットは、2003年以来毎年開催されていますが、さらにはMotoGPやF1のグランプリの舞台であったことも。全長4.411kmの時計回りのサーキットは、17のコーナーで構成されています。