ビエルゲとレクオーナが再びスーパーバイク世界選手権へ集中
Team HRCと所属する2人の選手、イケル・レクオーナとチャビ・ビエルゲは、ミサノで開催されたエミリア=ロマーニャ大会以降、多忙な時間を過ごしましたが、イギリスのドニントン・パーク(以下ドニントン)で開催される2023年スーパーバイク世界選手権第6戦に向けて準備を整えました。
ビエルゲは鈴鹿8時間耐久ロードレースのテストのために日本へ飛び、一方のレクオーナは、ケガで欠場しているジョアン・ミル(Repsol Honda Team)の代役としてアッセンで開催されたオランダGPに出場しました。
昨年の大会では、両選手ともに厳しい戦いを強いられました。レクオーナは、腕上がりに苦戦し、エミリア=ロマーニャ大会で右手を骨折したビエルゲは、ドニントンが復帰戦となり、体調が万全ではありませんでした。今年は2人ともに万全の状態で、昨年の大会を上回る走りができると確信しています。
ミサノで開催された前戦エミリア=ロマーニャ大会では、両選手ともに確実に前進する戦いを繰り広げました。ビエルゲは、レース1で10位、レース2で5位、レクオーナはレース1で8位でフィニッシュ。日曜日はさらに上位を狙いましたが、スーパーポール(SP)レースのアクシデントで身体を痛め、レース2には出走できませんでした。
レスターシャー州にあるドニントンパークは、1988年にスーパーバイク世界選手権(WSBK)の第1回大会が開催されて以来、WSBKのカレンダーに定着し、エキサイティングなバトルの舞台となってきました。ドニントンは、現在も運営されているサーキットとしては、英国でもっとも歴史あるサーキットです。
ドニントンは2017年に英国やスペインにサーキットを保有するモータースポーツビジョン(MSV)によって買収され、レース運営や設備に力を入れています。現在は全長4.023kmで、7つの右コーナーと5つの左コーナーがあります。今年は20年以上行われていなかった再舗装が行われました。
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