Race 2
WorldSBK 2022
Round 9

ビエルゲはレース2で8位。レクオーナはポイント獲得できず

pt Autódromo Internacional do Algarve

連日好天に恵まれた第9戦ポルトガル大会は、10月9日、SPレースとレース2を行い、前日のレース1で8位だったチャビ・ビエルゲ(Team HRC)は、日曜日の午前中に開催されたSPレースで10位、レース2では再び8位でフィニッシュしてポイントを獲得しました。また、チームメートで前日のレース1で11位だったイケル・レクオーナ(Team HRC)は、SPレースは12位、レース2は転倒を喫し、再スタートを切りましたが22位に終わりポイントを獲得することができませんでした。

ビエルゲはレース2で8位。レクオーナはポイント獲得できず

10周で争われたSPレースでは、Team HRCの両選手は、ともにポイントを獲得することができませんでした。予選10番手からSPレースに挑んだレクオーナは、スタートに失敗し、オープニングラップ19番手までポジションを落とします。その後、猛列に追い上げましたが、10ラップのレースでは12位までポジションを上げるのがやっとでした。

また、チームメートのビエルゲは、13番グリッドからオープニングラップ11番手とまずまずのスタートを切ります。終盤はマイケル・ファン・デル・マーク(BMW)、ロリス・バズ(BMW)、そしてチームメートのレクオーナ、フィリップ・エッテル(ドゥカティ)と8番手争いのグループを形成し、10位でフィニッシュしました。SPレースはポイント獲得が9位までとなっており、ポイントは獲得できませんでした。

SPレースは気温18℃でしたが、午後に行われたレース2は25℃まで気温が上昇。前日のレース1はスーパースポーツSS300の事故の影響で20周のレースが14周に短縮されましたが、レース2は予定通り20周で行われました。

SPレースの結果から11番グリッドからレースに挑んだレクオーナは、オープニングラップ10番手とまずまずのスタートを切り、その後、8番手までポジションを上げます。しかし、13周目に転倒を喫し、再スタートを切りましたが22位がやっとでした。

一方、14番グリッドからレース2に挑んだビエルゲは、オープニングラップ10番手に浮上。序盤はロリス・バズ(BME)、中盤はスコット・レディング(BMW)追走して、8位でフィニッシュしました。

今大会、SPレースとレース2でポイントを獲得できなかったレクオーナは163ポイントで総合8位、レース1とレース2でポイントを獲得したビエルゲは115ポイントで総合10位という結果でした。次戦は10月21日から23日にアルゼンチンのサン・ファン・ビリカム・サーキットで開催されます。


Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
今大会は、ポテンシャルが結果に反映されませんでしたが、いろいろな面でポジティブでした。昨日に比べてフィーリングが非常によくなりました。SPレースでは、わずかな差で9位を逃し残念でした。なぜならSPレースの結果がレース2のグリッドに大きく影響するからです。5列目より3列目からの方がもっと楽に戦えたと思います。スタートは悪くなかったし、安定したラップで周回することができました。最終的にはまずまずの結果だったし、全体的にはいい仕事ができたと思います。インフォメーションをたくさん集めることができましたし、次戦に向けていい方向に進んでいます。決勝でさらにいい結果を残すためにも、予選を改善しなければなりません。一生懸命仕事に取り組んでくれているチームに感謝したいと思います

Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
たいへんな週末でしたが、HRCとチームが、今抱えている問題の解決策を見つけることができたのでうれしいです。昨日は暑いコンディションでかなり苦戦しました。そのため今日はセットアップを変えました。ウォームアップではとてもいいフィーリングがあり、いいペースもありました。力強いラップを刻むことができたのですが、SPレースではひどいスタートを切ってしまい、1周目が終わるころには20番手あたりまでポジションを落としました。その瞬間すべてのチャンスを逃してしまいました。あとでその原因が分かりましたが、その時は、できる限りリカバーするしかなく、22位でした。あまりいい結果ではありませんが、今日起きたことを考えれば納得できるものでした。チームと日本がすばらしい仕事をして、ローンチコントロールに違うマッピングを提供してくれました。それがレース2ではしっかり機能しました。1周目で4つポジションを上げることができました。レースを通して、マシンのフィーリングや電子制御、すべてがよかったです。レディングについていき、アタックのタイミングを待っていましたが、なぜか分かりませんが14コーナーで転倒してしまいました。再びマシンに乗りましたが、ポイント圏内に戻るチャンスはありませんでした。それでもレースを完走しました。チームの仕事と、彼らの決してあきらめないという気持ち、困難に立ち向かうポジティブさに感謝しています。これから次のアルゼンチンに集中します

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