Race 1
WorldSBK 2023
Round 11

Team HRC 決勝レース1でトップ10フィニッシュを果たす

pt Autódromo Internacional do Algarve

アルガルベ・インターナショナル・サーキットで開催されているスーパーバイク世界選手権(WSBK)第11戦ポルトガル大会の決勝レース1で、Team HRCのイケル・レクオーナが8位、チームメートのチャビ・ビエルゲが10位に入り、ともにトップ10フィニッシュを果たしました。

Team HRC 決勝レース1でトップ10フィニッシュを果たす

土曜日の午前中に行われた3回目のフリー走行(FP)で、レクオーナとビエルゲは前日のベストタイムを約1秒近く更新し、スーパーポール(予選)に向けて自信を深めました。そして、スーパーポール(予選)に挑んだ2人は、セッション開始から快調にラップを刻み、FPのベストタイムを短縮。レクオーナは、1分40秒133の好タイムで6番手となりました。ビエルゲはセッション終盤に第13コーナーで転倒し、最後のアタックでタイムを更新できず、1分40秒453で14番手でした。その後、3番手のアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)にグリッド降格ペナルティーが与えられたため、レクオーナは5番グリッド、ビエルゲは13番グリッドから決勝レース1に挑みました。

決勝レース1は20周で行われました。レクオーナは、混戦の中でややポジションを落とし、オープニングラップで8番手。ビエルゲは13番手で、ポジションをキープしました。レクオーナは一時9番手に順位を落としたものの、その後、両選手はアップダウンに富んだテクニカルなコースでリズムをつかみ、それぞれポジションを上げることに成功しました。

レクオーナは8番手をキープしながらも、ほかのライダーたちとほぼ同じラップタイムだったため、なかなか集団から抜け出すことができませんでした。最終的にレクオーナは、接戦の末8位でフィニッシュ。ビエルゲは、着実にポジションを上げてレクオーナに接近すると、10位でチェッカーを受けました。

レクオーナとビエルゲは日曜日に、10周のスーパーポールレースと決勝レース2に挑みます。


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Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
正直なところ、全体的にはいい一日でした。予選は限界ぎりぎりの走りができましたし、ジョナサン・レイ選手(カワサキ)のポールタイムと0.513秒差でした。予選のパフォーマンスには満足しています。レースに関しては、気温が高くて風も強く、アラゴンよりも難しくトリッキーでした。いつもなら暑いレースは非常に苦戦するのですが、今日はレースペースがよく、とても驚きました。完ぺきなスタートではありませんでしたが、前を走るライダーたちについて行くことができました。3周目にマイケル・ルーベン・リナルディ選手(ドゥカティ)が、第8コーナーでアグレッシブなパッシングを仕掛けてきたので、2.5秒近くロスしてしまいました。そのため、思ったほどポジションを上げられませんでしたが、今日のようなコンディションで、スタートからゴールまで安定したペースを刻めたのは初めてでしたし、大きな一歩を踏み出せたと思います

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
10位という順位には、もちろん満足できませんが、今日はある意味"救われた"ような一日でした。金曜日の最初のセッションから、すべてがうまくいきませんでした。それでも集中力と冷静さを保つことができたのは、チームがうまく機能していたからです。だからこそ、正しい判断を下せましたし、厳しい状況を乗り越えることができました。今日はマシンのフィーリングも、それほど悪くはありませんでした。スーパーポール(予選)で転倒しましたが、チームが迅速にマシンを修復してくれましたし、決勝に向けてマシンを完ぺきな状態に仕上げてくれました。チームにはとても感謝しています。明日はもっといいレースをするために、今自分たちに足りないものを見つけたいです

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