バウティスタがSPレース、レース2でポイント獲得。ハスラムはSPレースでポイント獲得もレース2は転倒リタイア
マニクール・サーキットで開催されている第8戦フランス大会は、9月5日(日)、10周で行われるSPレースと決勝レース2(21周)を行い、前日のレース1で6位になったアルバロ・バウティスタ(Team HRC)は、SPレースで7位、レース2では6位と、3レースともにポイントを獲得しました。
前日のレース1では、14番グリッドからすばらしい追い上げを見せて6位でフィニッシュ。その勢いで挑んだSPレースでは14番グリッドからオープニングラップに10番手に浮上。2周目に9番手、5周目に8番手、9周目に7番手へと浮上し、7台に膨れあがった集団をリードして7位でチェッカーを受けました。
その結果、レース2は7番グリッドからのスタートとなり、序盤は混戦の中で10番手へとポジションを落としましたが、その後、着実にポジションを上げて、アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、チャズ・デイビス(ドゥカティ)らと4位争いのグループを形成し6位でフィニッシュしました。
SPレースでは1分37秒台でラップを重ね、1分37秒208がベストタイムでした。気温も路面温度も上がったレース2では、1分37秒663をベストに1分37秒台から38秒台前半のタイムでラップを刻みました。今大会バウティスタは、3レースともに表彰台争いのグループに匹敵するタイムで走行し、今季初の表彰台獲得と優勝に向けて大きな一歩となりました。
前日のレース1でブレーキに課題を抱え、レース終盤にミスをして10位に終わったレオン・ハスラム(Team HRC)は、その雪辱に挑みました。SPレースは、6番グリッドからスタートし、オープニングラップに5番手に浮上。その後、集団となったし烈な5位争いの中で、スコット・レディング(ドゥカティ)、マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)、チームメートのバウティスタに続き9位でフィニッシュしました。
その結果、レース2は、ややグリッドを落とし9番グリッドから決勝となりますが、オープニングラップ9番手とまずまずのスタートを切ると大集団となった5位争いに加わります。しかし、5周目の4コーナーで転倒を喫し、惜しくもリタイアに終わりました。この日は、前日のブレーキの問題も解消し、ウイークを通して最もマシンの状態がよくなっていただけに、残念なレースとなりました。
これで8戦を終えてバウティスタは、115ポイントを獲得して総合10位、ハスラムは78ポイントで総合13位となっています。Team HRCは、9月17(金)~19日(日)にスペインのバルセロナ-カタルニア・サーキットで開催されるスーパーバイク世界選手権 第9戦に向けて準備を進めていきます。