Race 2
WorldSBK 2021
Round 8

バウティスタがSPレース、レース2でポイント獲得。ハスラムはSPレースでポイント獲得もレース2は転倒リタイア

fr Circuit de Nevers Magny-Cours

マニクール・サーキットで開催されている第8戦フランス大会は、9月5日(日)、10周で行われるSPレースと決勝レース2(21周)を行い、前日のレース1で6位になったアルバロ・バウティスタ(Team HRC)は、SPレースで7位、レース2では6位と、3レースともにポイントを獲得しました。

バウティスタがSPレース、レース2でポイント獲得。ハスラムはSPレースでポイント獲得もレース2は転倒リタイア

前日のレース1では、14番グリッドからすばらしい追い上げを見せて6位でフィニッシュ。その勢いで挑んだSPレースでは14番グリッドからオープニングラップに10番手に浮上。2周目に9番手、5周目に8番手、9周目に7番手へと浮上し、7台に膨れあがった集団をリードして7位でチェッカーを受けました。

その結果、レース2は7番グリッドからのスタートとなり、序盤は混戦の中で10番手へとポジションを落としましたが、その後、着実にポジションを上げて、アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、チャズ・デイビス(ドゥカティ)らと4位争いのグループを形成し6位でフィニッシュしました。

SPレースでは1分37秒台でラップを重ね、1分37秒208がベストタイムでした。気温も路面温度も上がったレース2では、1分37秒663をベストに1分37秒台から38秒台前半のタイムでラップを刻みました。今大会バウティスタは、3レースともに表彰台争いのグループに匹敵するタイムで走行し、今季初の表彰台獲得と優勝に向けて大きな一歩となりました。

前日のレース1でブレーキに課題を抱え、レース終盤にミスをして10位に終わったレオン・ハスラム(Team HRC)は、その雪辱に挑みました。SPレースは、6番グリッドからスタートし、オープニングラップに5番手に浮上。その後、集団となったし烈な5位争いの中で、スコット・レディング(ドゥカティ)、マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)、チームメートのバウティスタに続き9位でフィニッシュしました。

その結果、レース2は、ややグリッドを落とし9番グリッドから決勝となりますが、オープニングラップ9番手とまずまずのスタートを切ると大集団となった5位争いに加わります。しかし、5周目の4コーナーで転倒を喫し、惜しくもリタイアに終わりました。この日は、前日のブレーキの問題も解消し、ウイークを通して最もマシンの状態がよくなっていただけに、残念なレースとなりました。

これで8戦を終えてバウティスタは、115ポイントを獲得して総合10位、ハスラムは78ポイントで総合13位となっています。Team HRCは、9月17(金)~19日(日)にスペインのバルセロナ-カタルニア・サーキットで開催されるスーパーバイク世界選手権 第9戦に向けて準備を進めていきます。


Álvaro Bautista
Álvaro Bautista 19
Team HRC
今大会の結果には全体的に満足しています。今日はマシンのセットアップ、特に電気系を変えました。大きな変更ではありませんでしたが、少しずつ改善されて自信につながりました。マシンが少しよくなったように感じたので、いつもは苦戦するSPレースで今回は強さがあり、わずか10周で14番グリッドから7位まで追い上げることができました。そのおかげでレース2では2列前からスタートすることができました。午後は気温が上がり、路面コンディションがトリッキーで滑りやすくなりました。しかしフィーリングは、これまでの同じようなコンディションのときに比べればよかったと思います。レース2ではいいスタートを切ることができましたが、最初のブレーキングポイントで間違ったラインを選んでしまい、いくつかポジションを落しました。再び追い上げて、ペースをキープできて6位でフィニッシュできました。これが現時点で最大限の結果だと思います。次はとても好きなサーキットなので、引き続き仕事に取り組んでがんばります

Leon Haslam
Leon Haslam 91
Team HRC
正直、予選を終えた時点では、もっといい結果を期待していました。レース1とSPレースでは少し問題がありましたが、レース2はマシンが改善されました。残念ながら転倒してしまいましたが、セッティングの調整と進展のおかげで快適になりました。このような形でレースが終わったことは残念ですが、マシンは今週末で一番快適でした。特にフロントのフィーリングとブレーキングがよかったです。次のバルセロナが楽しみです。バルセロナは数週間前のテストで、とても成果がありました



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