Race 1
WorldSBK 2021
Round 8

バウティスタが素晴らしい追い上げを見せて6位でフィニッシュ。ハスラムも10位入賞

fr Circuit de Nevers Magny-Cours

第8戦フランス大会が、9月3日(金)~5日(日)の3日間、フランスのマニクール・サーキットで開催されています。2日の土曜日は、スーパーポール(予選)と決勝レース1が行われました。

バウティスタが素晴らしい追い上げを見せて6位でフィニッシュ。ハスラムも10位入賞

マニクールは、パリから約250km南にあり、過去にはF1とMotoGPの舞台になりました。スーパーバイク世界選手権は、2003年に初めて開催され、それ以来、フランス大会の舞台として定着。今年で19年目を迎えます。昨年、そして今年と新型コロナウイルスの感染拡大で大幅にレースカレンダーが変更されましたが、フランス大会は、ほぼ同じ時期の開催となりました。

コースは、1周が4.411km。高速コーナーとロングストレートをヘアピンとシケインでつなぐ独特なレイアウトになっています。例年、この時期のマニクールは、天候に恵まれることが多いのですが、この数年は不安定な天候が続き、昨年の大会は雨が続く厳しいレースとなりました。今年は開幕前日から青空が広がり、土曜日のスーパーポール(SP)と決勝レース1は快晴の中で行われました。

絶好のコンディションとなった決勝レース1では、14番グリッドからすばらしい追い上げを見せたアルバロ・バウティスタ(Team HRC)が6位でフィニッシュしました。初日のフリー走行は12番手。2日目のFP3でも11番手。そして迎えたスーパーポール(予選)でもリアのグリップをうまく引き出せず14番手と苦戦しましたが、決勝ではレースタイヤのパフォーマンスを存分に引き出し、追い上げのレースに成功しました。

「レースが楽しかった」というバウティスタ。この数戦、予選では、新品タイヤのパフォーマンスをうまく引き出せないことが課題となり、厳しいグリッドからの決勝となっていますが、決勝レース1ですばらしい追い上げを見せたことで、日曜日のSPレースと決勝レース2ではさらに上位を狙います。

チームメートのレオン・ハスラム(Team HRC)は、初日5番手、2日目のフリー走行でも6番手。SPでは今季ベストグリッドとなる6番手を獲得しました。決勝では今季初の表彰台獲得が期待されましたが、スタート直後からブレーキに課題を抱え、フリー走行、予選の走りを再現することができませんでした。

それでも、バウティスタとともに6~7位争いの大集団に加わり、バウティスタとランデブー走行も見せました。しかし、レース終盤にミスをして10位へとポジションを落としました。ミスがなければチームメートのバウティスタと6位争いを繰り広げた可能性は高く、日曜日のSPレースとレース2に大きな期待をつなぎました。


Álvaro Bautista
Álvaro Bautista 19
Team HRC
今日のレースは、14番グリッドから6位までばん回することができ、とても楽しかったです。午前中の予選では、いいラップタイムを出すのに苦労しました。理由は分かりませんが、リアタイヤのグリップをつかめず、プッシュしても速く走行することができませんでした。レースタイヤでもコンマ数秒しか速くなりませんでした。それでも、いいレースペースがあることが分かっていたので、レースへ向けて自信はありました。いいスタートを切り、前のライダーたちについて行くことがとても重要でした。その通りの走りができたのでうれしいです。ベストが尽くせたと思います。明日はSPレースでトップ9に入り、レース2でいいグリッドを獲得したいです。レース2の目標はもっと前進することです

Leon Haslam
Leon Haslam 91
Team HRC
今日は予選がうまくいき、レースでも同じタイヤの組み合わせで1分37秒フラットを出すことができました。しかし残念なことに、スタートして1周目からブレーキングに問題があり、その状況を的確にコントロールしようと努力しましたが、プラクティスよりも0.7秒は遅れていました。そのため、結果としてとても長いレースに感じました。終盤で3つか4つポジションを落としてしまったのは僕のミスで、コースを外れてしまい、いい結果を残すことができませんでした。予選やほかのセッションを考えると、トップ5に入ってもいいレースでした。終盤のミスがなければ6位でフィニッシュできたかもしれません



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