Race 1
WorldSBK 2022
Round 2

イケル・レクオーナが今季ベストとなる5位でフィニッシュ、ビエルゲは11位

nl TT Circuit Assen

スーパーバイク世界選手権第2戦オランダ大会が、4月22日から24日まで3日間、TTサーキット・アッセンで行われ、予選8番手から決勝に挑んだイケル・レクオーナ(Team HRC)が今季ベストの5位でフィニッシュしました。

イケル・レクオーナが今季ベストとなる5位でフィニッシュ、ビエルゲは11位

レクオーナは、CBR1000RR-R FIREBLADE SPのデビュー戦となった開幕戦スペイン・アラゴン大会では、予選7番手から6位&10位、スーパーポール(SP)レースで8位と3レースすべてでポイントを獲得しました。

中1週間のインターバルを経て、第2戦オランダ大会を前にレクオーナは「アラゴンではすべてのレースで6位7位争いができた。いまのレベルをキープし、さらに前進したい」と抱負を語っていました。その意気込みは、初日のフリー走行の5位という結果に表れ、大接戦となったスーパーポール(予選)では予選8番手とアラゴン大会より一つグリッドを落としましたが、決勝ではベストリザルトでフィニッシュしました。

レクオーナは好スタートを切ると7番手で第1コーナーを通過。ギャレット・ゲルロフ(ヤマハ)とバトルを繰り広げ、11周目には、先行するアレックス・ローズ(カワサキ)のリタイアで6番手に浮上しました。その後、ロリス・バズ(BMW)の追撃を受けながらも安定したペースで走行し、終盤には前を走るマイケル・ルーベン・リナルディ(ドゥカティ)が転倒したことでさらに順位を上げ、5位でチェッカーを受けました。

チームメートのチャビ・ビエルゲ(Team HRC)は、開幕戦アラゴン大会では、予選13番手から7位&8位、スーパーポール(SP)レースも9位でフィニッシュし、レクオーナ同様、デビュー戦で3レースともにポイントを獲得する活躍を見せました。

ビエルゲは、開幕前のテストでろっ骨を骨折。いまだに完全な状態ではありませんが、スペイン・アラゴン大会のあとは、ジムや自転車トレーニングができるようになり、着実に体調を回復させています。そして、「大好きなサーキット」と語る、アッセンに向けてモチベーションを高めていましたが、ハイスピードでマシンを切り返す6コーナーと7コーナーでタイムロス、初日のフリー走行は15番手とフラストレーションのたまる走りとなりました。

そして迎えたスーパーポール(SP)では14番手と一つポジションを上げ、決勝ではオープニングラップに12番手までポジションを上げると、粘り強い走りで最後は11位でチェッカーを受けました。

レクオーナ、ビエルゲともに、これで開幕から4レース連続でポイント獲得を果たしました。24日の日曜日は、10周で行われるSPレースと決勝レース2に挑み、さらに上位を目指します。


Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
ベストリザルトの5位でフィニッシュすることができてとてもうれしいです。今日はまずまずのスタートでした。序盤はゲルロフと少しバトルがありました。そのあとしばらく単独走行となりましたが、上位のライダーたちとはそれほど離れませんでした。ギャップは徐々に開いていき、バズとの長いバトルに巻き込まれました。彼にパスされても彼を抜き返し、自分のポジションを最後まで守りました。彼の方が強い部分と、僕の方が強い部分がありました。レースを楽しむことができました。今日のペースと最終的な結果には満足しています。午前中のウォームアップで転倒して少し自信を失いましたが、マネージャーやチームと話し、落ち着いて仕事に集中することができ、トップ5争いができました。朝の転倒の後、チームはマシンを一生懸命直してくれました。本当に感謝しています。最終的にまた一歩前進することができました。もちろん表彰台争いをしたいですが、まだそこにはたどり着いていません。でも、そのレベルに到達できるように一生懸命取り組んでいます 

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
とてもたいへんなレースでした。アラゴンのときよりもいいレースができることを期待していたので残念です。サーキットレイアウトの影響もあって難しい走りを強いられました。とにかくポジティブな面を見たいと思います。ペースがセッションごとによくなっています。そのため16周目まで力強いレースができました。そのあとは苦しくなっていきましたが、7番手争いができる力があったと思うので、明日へ向けてどこを改善しなければならないのか考えたいと思います 



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