レクオーナは、CBR1000RR-R FIREBLADE SPのデビュー戦となった開幕戦スペイン・アラゴン大会では、予選7番手から6位&10位、スーパーポール(SP)レースで8位と3レースすべてでポイントを獲得しました。
中1週間のインターバルを経て、第2戦オランダ大会を前にレクオーナは「アラゴンではすべてのレースで6位7位争いができた。いまのレベルをキープし、さらに前進したい」と抱負を語っていました。その意気込みは、初日のフリー走行の5位という結果に表れ、大接戦となったスーパーポール(予選)では予選8番手とアラゴン大会より一つグリッドを落としましたが、決勝ではベストリザルトでフィニッシュしました。
レクオーナは好スタートを切ると7番手で第1コーナーを通過。ギャレット・ゲルロフ(ヤマハ)とバトルを繰り広げ、11周目には、先行するアレックス・ローズ(カワサキ)のリタイアで6番手に浮上しました。その後、ロリス・バズ(BMW)の追撃を受けながらも安定したペースで走行し、終盤には前を走るマイケル・ルーベン・リナルディ(ドゥカティ)が転倒したことでさらに順位を上げ、5位でチェッカーを受けました。
チームメートのチャビ・ビエルゲ(Team HRC)は、開幕戦アラゴン大会では、予選13番手から7位&8位、スーパーポール(SP)レースも9位でフィニッシュし、レクオーナ同様、デビュー戦で3レースともにポイントを獲得する活躍を見せました。
ビエルゲは、開幕前のテストでろっ骨を骨折。いまだに完全な状態ではありませんが、スペイン・アラゴン大会のあとは、ジムや自転車トレーニングができるようになり、着実に体調を回復させています。そして、「大好きなサーキット」と語る、アッセンに向けてモチベーションを高めていましたが、ハイスピードでマシンを切り返す6コーナーと7コーナーでタイムロス、初日のフリー走行は15番手とフラストレーションのたまる走りとなりました。
そして迎えたスーパーポール(SP)では14番手と一つポジションを上げ、決勝ではオープニングラップに12番手までポジションを上げると、粘り強い走りで最後は11位でチェッカーを受けました。
レクオーナ、ビエルゲともに、これで開幕から4レース連続でポイント獲得を果たしました。24日の日曜日は、10周で行われるSPレースと決勝レース2に挑み、さらに上位を目指します。