レクオーナとビエルゲ、モストでのSBKレース1で堅実な走りを披露
Honda HRCのレクオーナとビエルゲは、モストで行われたSBKレース1で、それぞれ7位と9位でフィニッシュしポイントを獲得。どのようなコースやコンディションでも、安定してトップ10入りを果たす実力を改めて示しました。

2025年スーパーバイク世界選手権(WSBK)の第5戦がチェコのオートドローム・モストで開催され、Honda HRCチームは精力的に作業を続けています。強風と季節外れの低気温という厳しいコンディションにより、すべてのライダーにとって試練の週末となっています。
土曜午前の最終プラクティスを活用し、イケル・レクオーナ(1分31秒435)とチャビ・ビエルゲ(1分31秒884)はともに1分32秒の壁を突破し、ラップタイムを改善。最終セッション終了時点でそれぞれ7位と14位につけました。
勢いそのままに挑んだスーパーポール予選は、現地時間午前11時にドライコンディションで実施されました。序盤、レクオーナは1分31秒073、ビエルゲは1分31秒225を記録し、15分間のセッション前半で両者ともトップ10圏内にランクイン。その後、予選用タイヤで再アタックを行ったレクオーナは、1分30秒808の好タイムを叩き出し、午後のレース1に向けて2列目グリッドを確保しました。予選5番手となったこのタイムは、今季ここまでで最高の予選成績です。一方のビエルゲは、序盤に記録した1分31秒225がベストタイムとなり、レクオーナに0.4秒遅れの13番手に。現在のWorldSBKにおける僅差の戦いを物語る結果となりました。
スーパーポールの結果により、午後の22周のスーパーバイクレースでは、レクオーナが2列目、ビエルゲが5列目からスタートしました。レクオーナは最初の数コーナーで8番手につけると、すぐにリズムを掴み、3周目には6位に浮上。序盤は先頭集団に匹敵するペースを刻み、終盤まで追走グループの先頭で粘りましたが、残り4周のところでバウティスタにかわされてしまいます。それでもレクオーナは集中を切らさず、CBR1000RR-Rを力強く駆って7位でレースを終えました。
ビエルゲも序盤から着実にポジションを上げ、1周目に11番手だった順位を7周目には8番手まで押し上げました。小集団での接戦の中、チームメイトを視界に捉えながら懸命にプッシュを続け、最終的にはレクオーナに2秒差の9位でチェッカーを受け、トップ10圏内でレースを終えました。
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予選は本当に良かったです。最初のタイヤではまだ余力があると感じたので、最初の「まずまず」のラップの後、自信もあり、もう少しプッシュしてみることにしました。今回は2回とも単独で走ることを選びましたが、それが正解でした。他車からの影響を受けずに自分のリズムで集中してラップを刻むことができました。レース1のスタートも悪くなかったのですが、序盤に電子系の小さなトラブルがあり、少しポジションを落としました。ただ、それも一時的で、すぐにリカバリーして何台かオーバーテイクし、ロウズ兄弟のすぐ後ろにつけました。ペースは似ていましたが、なかなか抜けるスピードは引き出せませんでした。終盤にはアルバロが非常に速いペースで追い抜いていき、さすがに対抗できませんでした。それでも、7位というまずまずの結果で終えられましたし、何より表彰台争いに近い集団の中で戦えたことは大きな収穫です。目指すのはここからさらに一歩前進することです。今日はポジティブに一日を締めくくれましたし、明日もまた「ミックスコンディション」になる可能性が高いとの予報なので、しっかり対応していきたいです。
予選は本当に良かったです。最初のタイヤではまだ余力があると感じたので、最初の「まずまず」のラップの後、自信もあり、もう少しプッシュしてみることにしました。今回は2回とも単独で走ることを選びましたが、それが正解でした。他車からの影響を受けずに自分のリズムで集中してラップを刻むことができました。レース1のスタートも悪くなかったのですが、序盤に電子系の小さなトラブルがあり、少しポジションを落としました。ただ、それも一時的で、すぐにリカバリーして何台かオーバーテイクし、ロウズ兄弟のすぐ後ろにつけました。ペースは似ていましたが、なかなか抜けるスピードは引き出せませんでした。終盤にはアルバロが非常に速いペースで追い抜いていき、さすがに対抗できませんでした。それでも、7位というまずまずの結果で終えられましたし、何より表彰台争いに近い集団の中で戦えたことは大きな収穫です。目指すのはここからさらに一歩前進することです。今日はポジティブに一日を締めくくれましたし、明日もまた「ミックスコンディション」になる可能性が高いとの予報なので、しっかり対応していきたいです。

今日は思った以上に難しい一日でした。FP3では新しいセットアップを試したのですが、求めていたフィーリングが得られず、予選前にもう一度変更を加えました。それでも「ゼロ」スペックのタイヤでは本来のパフォーマンスを発揮しきれませんでした。今のWorldSBKでは、ほんのコンマ数秒の差がグリッド順位に大きく影響してしまいます。5列目からのスタート自体は悪くなかったのですが、毎回このサーキットで起こるように、1コーナーで団子状態になってしまいました。そこからは良いペースを保ち、いくつかオーバーテイクを決めて、最終的には9位でフィニッシュできました。もちろん目指している順位ではありませんが、レースペースという点ではポジティブな手応えがありました。チームはいつも通り素晴らしい仕事をしてくれていますし、明日のウォームアップで新たに試すアイデアもすでにあります。いつもと同様に、スーパーポールレースでもっと良い結果を出して、レース2ではもう少し前のグリッドからスタートできるようにしたいです。天気は依然として不安定ですが、明日もベストを尽くします。
今日は思った以上に難しい一日でした。FP3では新しいセットアップを試したのですが、求めていたフィーリングが得られず、予選前にもう一度変更を加えました。それでも「ゼロ」スペックのタイヤでは本来のパフォーマンスを発揮しきれませんでした。今のWorldSBKでは、ほんのコンマ数秒の差がグリッド順位に大きく影響してしまいます。5列目からのスタート自体は悪くなかったのですが、毎回このサーキットで起こるように、1コーナーで団子状態になってしまいました。そこからは良いペースを保ち、いくつかオーバーテイクを決めて、最終的には9位でフィニッシュできました。もちろん目指している順位ではありませんが、レースペースという点ではポジティブな手応えがありました。チームはいつも通り素晴らしい仕事をしてくれていますし、明日のウォームアップで新たに試すアイデアもすでにあります。いつもと同様に、スーパーポールレースでもっと良い結果を出して、レース2ではもう少し前のグリッドからスタートできるようにしたいです。天気は依然として不安定ですが、明日もベストを尽くします。














