Race 2
WorldSBK 2023
Round 6

ドニントンで開催された第6戦は、Team HRCにとって厳しい戦いとなる

gb Donington Park Circuit

ドニントンパークで開催されたスーパーバイク世界選手権第6戦に出場したTeam HRCのイケル・レクオーナとチャビ・ビエルゲは、期待する結果を得ることができませんでした。

ドニントンで開催された第6戦は、Team HRCにとって厳しい戦いとなる

日曜日は、通常と異なるスケジュールで開催され、スーパーポール(SP)レースが午後1時に、決勝レース2は午後4時にスタートが切られました。最初に行われたSPレースは、昨日のレース1同様、レクオーナは13番グリッドから、ビエルゲは17番グリッドからレースに挑みました。

好スタートを切ったレクオーナは1周目に10番手、ビエルゲは14番手。混戦の中でビエルゲはレクオーナのすぐ後ろにつけましたが、両選手ともに前を走るライバルたちのペースについていけず、レクオーナは14番手、ビエルゲは15番手まで後退。10周のレースを終えたときには、レクオーナは13位、ビエルゲは14位でチェッカーを受けました。

午後4時にはレース2のスタートが切られました。しかし、オープニングラップに3台が絡む多重クラッシュが発生し、赤旗中断。レースは1周減算され、22周で再開されました。

再開されたレースでは、レクオーナは14番手から12番グリッドへ。ビエルゲは、17番手から14番グリッドに変更されて、レースに挑みます。好スタートを切ったビエルゲはオープニングラップに10番手へとポジションを上げます。一方、レクオーナは序盤の混戦の中で15番手へとポジションを落とす厳しい戦いとなりました。その後、ビエルゲは小さなテクニカルトラブルが発生し、14周目を終えてピットに戻りリタイア。レクオーナはレース終盤ペースを上げて14位でチェッカーを受けました。

第6戦イギリス大会を終えて、ビエルゲは総合10位(92点)、レクオーナは総合12位(66点)。次戦イタリア・イモラ大会(7月14日から16日)に向けてTeam HRCは準備を進めます。


HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/


Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
正直、ハードな週末でした。昨日のレース1で転倒したこともありますが、それを抜きにしても、SPレース、レース2ともに苦しい戦いでした。レース2に向けてマシンのセットアップを変更しました。この変更は、正直に言えば、ちょっとしたギャンブルでした。この変更はポジティブな点もありますが、セッティングの変更をしっかり理解して走り続けなければなりませんでした。スタート直後は厳しい戦いを強いられました。1周目の7コーナで転倒しそうになりましたが、幸運なことに転倒を回避することができました。その後は、集中力をキープし、周回を重ねるごとに状況はよくなり、ペースも上がりました。実際、レース後半は全体的にペースが上がり、前のグループとの差も縮めることができました。ラップタイムはとてもよかったです。結果は、僕たちの目標にはほど遠い14位でしたが、この部分ではよかったと思います。今はすべてを分析し、何が起こったのかを理解しなければなりません

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
もちろん、今大会は我々にとって厳しい戦いとなりましたが、これほど苦戦するとは予想もしませんでした。いつものように、僕とチームはすべてのセッションで全力で挑みましたが、ポイントを獲得することはできませんでした。スプリント(スーパーポール)レースではスピードが足りず、レース2はスタートが決まり中団グループにつけましたが、残念ながら小さなトラブルが発生し、ピットインしなくてはなりませんでした。今回のようなトラブルは初めてのことでしたが、よいポジションで戦っているときではなく、こうして苦戦しているレースで発生したことで、少しは救われました。今大会もチームのサポートに感謝しています。引き続きマシンの改善につとめ、チーム全員の努力にふさわしいポジションを獲得するためにがんばります



投稿日