ビエルゲ11位でポイント獲得。レクオーナは転倒リタイア
2023スーパーバイク世界選手権第3戦オランダ大会が、4月21日から23日まで3日間、TTサーキット・アッセンで行われ、予選(スーパーポール)12位から決勝に挑んだチャビ・ビエルゲ(Team HRC)が11位でフィニッシュ。チームメートで予選10番手のイケル・レクオーナは、予選8番手のアクセル・バッサーニ(ドゥカティ)がペナルティーで後退し、9番グリッドから決勝に挑みましたが、8番手を走行していた6周目の1コーナーで転倒し、リタイアに終わりました。
前戦インドネシア大会を終えたTeam HRCは、スペインのアラゴンとバルセロナでテストを実施、今大会の準備を進めました。ビエルゲは、「昨年はケガをして体調が100%ではなかったので、今年の大会がすごく楽しみ」と気合十分。初日のフリー走行ではトップから1秒差に15台という大接戦の中で14番手。この日、FP3は朝方までの雨の影響でウエットコンディションでしたが、ドライコンディションとなったスーパーポールではトップから1秒差に16台という大接戦の中で12番グリッドを獲得しました。
そして、迎えた決勝レース1では、オープニングラップで10番手につけると、2周目に9番手にポジションを上げます。しかし、大混戦の中で3周目に他者と接触し、コースアウトを喫し13番手にポジションを落とします。そこから追い上げますが、8位争いのグループを視野に、マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)を従える形で11番手を走行。そのまま21周のレースでチェッカーを受けました。
一方、昨年の大会で、予選8番手から5位/3位と好リザルトを残しているレクオーナは2年連続表彰台獲得が期待されました。しかし、前戦インドネシア大会では転倒が続き思うような結果を残せず、3月下旬に行われたバルセロナテストでも転倒。そのため右足が完全な状態ではありませんでした。それでも、初日のフリー走行では13番手、スーパーポールでは10番手。9番グリッドから好スタートを切った決勝レース1では、8番手までポジションを上げましたが、惜しくも転倒リタイアに終わりました。
23日は、スーパーポール(SP)レースと決勝レース2が行われます。前戦インドネシア大会で初表彰台を獲得しているビエルゲは、SPレースでトップ3を目指し、決勝レース2では2戦連続の表彰台獲得に挑戦します。チームメートのレクオーナは、転倒に終わった決勝レース1の雪辱を果たし、昨年に続く表彰台獲得に挑みます。
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