Race 1
WorldSBK 2022
Round 1

開幕戦レース1でイケル・レクオーナ6位、チャビ・ビエルゲ7位でフィニッシュする

es MotorLand Aragón

2022年の開幕戦となるスペイン・アラゴン大会が、4月8日から4月10日までの3日間、スペインのモーターランド・アラゴンで開催されます。昨年もコロナ禍の中でアラゴンがシーズン開幕戦の舞台となりましたが、今年もアラゴンからシーズンが始まります。

開幕戦レース1でイケル・レクオーナ6位、チャビ・ビエルゲ7位でフィニッシュする

モーターランド・アラゴンは、バルセロナから約200kmに位置するアルカニス郊外にあり、2011年に初めてスーパーバイク世界選手権が開催され、今年で13回目の開催となります。コロナ禍の中で大幅にカレンダーが変更された20年は、8月下旬から9月上旬にかけて2週連続で開催されました。

Team HRCは、今季、ライダーを一新。昨年までMotoGPクラスに参戦していたイケル・レクオーナ(22歳)とMoto2クラスに参戦していたチャビ・ビエルゲ(24歳)を起用。スーパーバイク世界選手権に復帰して3年目を迎えるTeamHRCは新体制で挑みます。

昨年のオフから今年にかけてレクオーナは、スペインでCBR1000RR-R FIREBLADE SPのテストに挑み、いち早く適応し、競争力のあるラップタイムを記録しました。チームメートのビエルゲは、年明けのテストで負傷したこともあり、開幕戦に向けて体調に合わせて、ペースを上げてきました。

そして迎えた開幕戦アラゴンでは、レクオーナが1分49秒329で7番グリッド、ビエルゲは1分49秒655のベストタイムで13番グリッドを獲得。それぞれ3列目と5列目からスタートを切りました。

好スタートを切ったレクオーナはオープニングラップ5番手につけると序盤はこのポジションをキープします。その後、7番手までポジションを落としますが後半は6番手に浮上。アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)を視野に6位でチェッカーを受けました。

チームメートで13番グリッドからスタートしたビエルゲも好スタートを切ってオープニングラップ8番手までポジションを上げると中盤には7番手に浮上。前を走るレクオーナを追撃し7位でフィニッシュしました。ビエルゲはケガの回復が完全ではありませんが、痛みに耐えながらの熱走を見せました。

開幕戦の最初のレースを終えたTeam HRCの両ライダーは、10日(日曜日)に行われるスーパーポールレースとレース2に挑みます。


Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
とてもうれしいです。今日はとてもいいスタートを切ることができました。最初の目標は安定した走りで完走することでした。そして、力強い結果を残しポイントを獲得することでした。午前中の予選では初めて使うタイヤだったこともあり、何を期待すればいいのか分かりませんでしたが、とてもうまくいきました。単独で走行し7番グリッドを獲得。とてもいい予選結果でした。正直レースで6位になれるとは思っていませんでした。でもいいスタートを切ることができて、1コーナーで何人かオーバーテイクすることができました。そして、すぐにいいペースがあることに気付きました。ある時点で、トップグループと離れてしまいましたが、僕とチームメートは後方と数秒差をつけることができました。もちろん引き続き仕事に取り組み、前進していかなければなりませんが、マシンには強いポテンシャルがあります。また、ホームでレースができてとてもうれしいです。ファンの声援もうれしかったです。このサポートは最高です。明日もまたすばらしいチャンスがあるので、今日のデータを検証し、残りの2レースで何ができるか考えたいです

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
レースで完走できるのかどうか、全く分からないままレースウイークが始まったので、この結果はとてもうれしいです。数週間前にバルセロナのテストでろっ骨を骨折したばかりだったので、レース1をいい結果で終えられてうれしいです。すばらしいスタートになりました。正直、午前中の予選はかなり苦戦しました。レースでは落ち着いてスムーズにラインを走行するように心がけました。なぜなら体に負担をかけずに速く走行する方法だったからです。これからデータをチェックし、明日のレースでどこまで前進できるか考えたいです。Hondaのマシンでレースをするのは、今回が初めてです。でもすべてのコーナー出口で前進することができました。マシンのポテンシャルを発揮できるように一歩一歩学んでいます。とても満足しています。今日ここに来れるようにサポートしてくれた理学療法士と、すべてをサポートしてくれたチームに感謝しています



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