土曜日はウェットコンディションの中、3回目のフリー走行 (FP3) から始まりました。ビエルゲはCBR1000RR-Rのウェットセッティングを調整するために数周走行しましたが、レクオーナはリスクを避けるためにガレージで待機しました。
数時間後、WSBKライダーたちは、依然として濡れたトラック上でスーパーポール(予選)に臨みました。この15分間の短いセッション中に雨が止み、濡れた路面が徐々に乾き始めると、ビエルゲは1分54秒575という速いタイムを記録し、トップ5に躍り出ました。しかし、残り4分の6コーナーで転倒してしまい、それ以上タイムを更新することはできませんでした。結果、彼は午後のレース1に向けて13番手で予選を終えました。レクオーナも不安定な状況下で自信をつけようと懸命に努力し徐々にタイムを縮め、最終ステージで1分54秒678というベストタイムを記録しました。チームメイトのビエルゲの後ろ14番手に入り、Team HRCの2人は5列目からのスタートとなりました。
土曜日のWSBK 21周のレース1は、曇り空ながらもドライなコンディションで午後2時にスタートしました。ビエルゲはスタート直後から順位を上げ、1周目を終えた時点では11位に位置していました。一方、レクオーナはオープニングラップで16位まで順位を落としましたが、わずか数コーナーで12位まで回復しました。2人は力強いペースを示し、6周目までにレクオーナは7位、ビエルゲは9位まで上がりました。ビエルゲはレース後半も堅実な走りを見せ8位をキープ。一方、今日のレクオーナは更なる力を見せました。前へと突き進み、レクオーナはローズを抜いてレイと競り合い、5位に浮上します。レース中盤のバウティスタの転倒によりレクオーナは4位に上がり、すぐに3位を走るロカテッリを追撃し始めました。15周目にロカテッリがトラブルに見舞われたため、レクオーナは3位に浮上。その後も粘り強く走り順位をキープし、ローズに対して0.5秒のリードを維持して今季初の表彰台を獲得しました。
Team HRCは、日曜日にスーパーポールレースとWSBKレース2に臨みます。