Race 2
WorldSBK 2024
Round 2

Team HRCにとってスーパーポールレースとレース2は厳しい結果に

es Circuit de Barcelona-Catalunya

3月24日(日)、スーパーバイク世界選手権(WSBK)第2戦のスーパーポール(SP)レースとレース2が行われました。Team HRCのイケル・レクオーナとチャビ・ビエルゲにとって、この日の2レースは厳しいものとなりました。

Team HRCにとってスーパーポールレースとレース2は厳しい結果に

朝のウォームアップは、路面が濡れていたためほとんどのライダーが走行を見合わせました。しかし路面コンディションは回復し、SPレース、レース2ともにドライコンディションでスタートが切られました。

開幕戦をケガのために欠場し、今大会が復帰戦となったレクオーナ。午前中のSPレースでは、18番グリッドからオープニングラップで17番手に浮上しますが、チームメートのビエルゲ、ティト・ラバト(カワサキ)に抜かれ、19番手にポジションを落とすと、終盤にはさらに2人の選手に抜かれ21位でフィニッシュしました。

続くレース2では、18番グリッドからオープニングラップに15番手へとポジションを上げます。しかし、3周目の第1コーナーでブラッドリー・レイ(ヤマハ)に追突されて転倒。リタイアとなりました。

19番グリッドからSPレースに挑んだビエルゲは、オープニングラップで20番手へとポジションを落とします。しかし、すぐにばん回し3周目には17番手へ。後半には、マイケル・ルーベン・リナルディ(ドゥカティ)、ギャレット・ゲルロフ(BMW)をかわして15位でチェッカーを受けました。

レース2では、好スタートを切ると14番手に浮上。その後はサム・ローズ(ドゥカティ)、アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、ラバトらと13位争いのグループを形成しました。何度もポジションが入れ替わる厳しい戦いとなりましたが、最終的に14位でチェッカーを受け、ポイントを獲得しました。

第2戦を終えて、ビエルゲは13ポイントを獲得して総合ランキング15位、レクオーナは3ポイントで総合ランキング18位につけています。Team HRCは、4月19日(金)から21日(日)にTTサーキット・アッセンで開催される第3戦オランダ大会に向けて準備を進めます。


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Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
本当に残念なレースでした。カタルニアは我々にとって得意なサーキットの一つでしたが、信じられないほど苦戦しました。どうしてこうなったのかを追究し、解決するためにも、今大会のデータを注意深く分析しなければなりません。とにかく、アクセルを開けるとすぐにスピンが発生します。アクセルをどうコントロールしても、その状態は変わりませんでした。そのためポジションを落とすだけではなく、タイヤにも大きなダメージを与えてしまいました。ブレーキングからコーナーへの進入とコーナリング中のマシンのフィーリングは、ほかのマシンと比べてもとてもいいと思います。しかし、スロットルを開けた途端にそのよさが失われてしまいます。昨年の状態と似ていますが、さらに悪くなっている印象です。だから一刻も早く、この状況を打開するための方法を見つけなければなりません。それができなければ、レースを戦うことはできません

Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
あまりにも終わるのが早すぎました。第1コーナーでレイ選手がぶつかってきて、2人ともグラベルに飛び出してしまいました。彼はレース後に謝罪してくれましたが、単なるレースアクシデントであり問題はありません。ただ、衝突は予想していなかったし、右側にかなり激しく当たってきたので痛みはあります。幸いにもケガはないので大丈夫です。今日は電子制御を調整し、SPレースではソフトタイヤのSCXを使用してレース2の準備を進めました。マシンはまずまずのレベルだったし、トップ10を狙えるだけのペースもあったと思います。それを証明できなくて残念でしたが、これが現実です。チームとHRCのみんなが全力で働いてくれていることに感謝しています。今は家に帰って、次のレースに向けて準備をしたいです



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