Race 1
WorldSBK 2023
Round 7

ビエルゲ、レース1で健闘。レクオーナはリタイアに終わる

it Autodromo Internazionale Enzo e Dino Ferrari di Imola

Team HRCは、アウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ(イモラ・サーキット)で開催されているスーパーバイク世界選手権第7戦イタリア大会の決勝レース1に挑みました。

ビエルゲ、レース1で健闘。レクオーナはリタイアに終わる

このサーキットを初めて経験するチャビ・ビエルゲとイケル・レクオーナは、フリー走行、スーパーポール(予選)と順調にコース攻略を果たしましたが、チャビ・ビエルゲは12位、イケル・レクオーナはリタイアに終わりました。

初日のフリー走行は、ビエルゲ15番手、レクオーナ17番手でしたが、2日目3回目のフリー走行ではビエルゲ12番手、レクオーナ13番手と順調にタイムを短縮しました。しかし、その後に行われたスーパーポール(予選)は、20分間という短いセッションのため、思ったようにタイムを短縮できず、加えて、両選手ともに転倒を喫したことで、目標とするグリッドを獲得できませんでした。

スーパーポールは気温が31℃まで上昇しました。その厳しい条件の中でビエルゲは、セッション序盤に1分47秒163をマーク。さらにタイムを更新しようとアタックしましたが、11コーナーで転倒を喫し、13番手に終わりました。チームメートのレクオーナも1回目のアタックで1分47秒360をマーク。さらにタイムを短縮しようとペースを上げましたが、22コーナーで転倒し17番手でした、両選手ともに転倒がなければタイムを短縮できただけに、残念な結果でしたが、ケガがなかったのは幸いでした。

迎えた決勝レース1は、さらに気温が上がり、35℃という猛暑になります。路面温度も58度という厳しい条件の中で19ラップの戦いが始まりました。13番グリッドのビエルゲは、グリッドについた後、タイヤの空気圧に問題が発生しピットへ。そのため最後尾グリッドからのスタートとなりました。

猛暑という厳しいコンディションに加え、最後尾グリッドからのスタートとなったビエルゲですが、オープニングラップに17番手までポジションを上げる好走を見せます。そして、チームメートで15番手を走るレクオーナの後ろにつけました。3周目にはビエルゲが15番手に浮上し、レクオーナが16番手へとポジションを入れ替えました。

その後、ビエルゲ14番手、レクオーナ15番手とそれぞれポジションを上げます。そして、レース中盤の11周目には、レクオーナがビエルゲを抜いて再び、ポジションを入れ替えます。しかし、小さなトラブルに悩まされていたレクオーナは13周目にオーバーランを喫し17番手まで後退。さらにグラベルに飛び出したことでマシンを止め、リタイアとなりました。

一方、チームメートが後退した後、ビエルゲは5台に膨れあがった11番手争いの中で14番手を走行しました。終盤、激しい戦いを繰り広げるグループのトップに浮上するも、最終ラップにレミー・ガードナー(ヤマハ)に抜かれ12位でフィニッシュ。最後尾からスタートしたビエルゲは、レース1で実に13台抜きという快走を見せました。


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Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
とてもハードな1日でした。予選では1本目のタイヤで力強いラップを刻むことができました。2本目でさらにタイム短縮を狙いましたが、残念ながら12コーナーでフロントのグリップを失って転倒し、その後、ウォールにぶつかりました。こうした出来事がありましたが、今日のレースは悪くなかったと思います。チームはレースに向けてマシンの準備をしっかりしてくれました。しかし、タイヤに問題が発生し、予選通りのポジションからスタートできなかったのは不運なことでした。しかし、チームが素早く対応してくれたおかげで、セーフティカーをパスしてコースに戻れたことはポジティブでした。そのおかげでピットスタートではなく、グリッドの最後尾からスタートすることができました。スタートはよくて、1周目に多くのライダーをパスすることができました。しかし、4-5周目からフロントタイヤのオーバーヒートでかなり苦しくなりました。できるだけ力強くゴールしようとベストを尽くし、前のグループに追いついて、12位でゴールすることができました。もちろん、望んでいたような結果ではありませんが、起こったことすべてを考慮すれば、手堅いレースができたと思います

Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
今大会は、とてもチャレンジングな週末になっています。FP3では昨日よりフィーリングがよくなりましたが、思ったほどは改善できませんでした。予選では最終ラップのアタックに入ろうとした最終シケインで転倒してしまいました。ハードにプッシュしすぎたかもしれません。限界まで攻めていくと、時には限界を超えてしまうこともあります。17番グリッドからのスタートは決して簡単ではありませんでした。レースが始まってから、中団まで順位を上げましたが、暑いコンディションと集団の中での戦いは厳しいものでした。それでも周回を重ねるごとにリズムをつかみ、チャビに抜かれたときは彼と集団について行こうとがんばりました。そして彼のペースが少し落ちてきたと感じたのでプッシュしたのですが、シフトに少し問題が出て、14コーナーでニュートラルに入ってしまい、グラベルに飛び出してしまいました。リカバリーを試みましたが、またもやグラベルに入ってしまい、結局、マシンを停めることになりました。この2日間、少しずつ前進することはできましたが、まだ十分ではありません

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