大混乱となった日曜日 ビエルゲは2レースともに完走
2月25日(日)、スーパーバイク世界選手権(WSBK)開幕戦オーストラリア大会のスーパーポール(SP)レースとレース2がフィリップアイランド・サーキットで行われました。Team HRCのチャビ・ビエルゲは、SPレースで12位、レース2で13位。チームメートのイケル・レクオーナは、開幕前の公式テストで転倒し、左肩を痛めたため昨日に続き欠場しました。
ビエルゲは日曜日の午前中に行われたウォームアップで1分29秒737をマークし、10周で行われるSPレースに向けて準備を整えました。青空が広がり、気温25℃、路面温度39℃という条件でスタートが切られたSPレースは、優勝した選手からポイント獲得圏内の9位までが5.140秒差という厳しい戦いとなりました。
その中で13番グリッドからスタートを切ったビエルゲは、オープニングラップで11番手に浮上。トップ10を狙う4人のバトルに加わりましたが、レース終盤にかけてややポジションを落とし、最終的に12位でフィニッシュ。ポイントを獲得することができませんでした。
サポートレース(オーストラリア・スーパーバイク選手権)でコース上にオイルがまかれるアクシデントがあり、その清掃作業のため、16時に予定されていたレース2は1時間遅れてスタートが切られました。レースは4周目にジョナサン・レイ(ヤマハ)が第12コーナーで転倒し、赤旗中断。その後、11周に周回が短縮され、17時40分に再スタートが切られました。
今大会は、路面の再舗装の影響でリアタイヤの消耗が激しく、レース中盤にタイヤ交換を義務づける”フラッグ・トゥ・フラッグ”で行われることになっていました。しかし、赤旗によりレース周回が短縮されたことでタイヤ交換はなくなり、11周のスプリントレースとなりました。
ビエルゲは13番グリッドから再スタートを切って、オープニングラップは14番手。5人前後に膨れあがったグループに加わってバトルを繰り広げ、最終的に13位でフィニッシュ。レース1に続き、レース2でも貴重なポイントを獲得しました。
開幕戦オーストラリア大会が終わり、第2戦は3月22~24日の3日間、スペインのカタルニア・サーキットで開催されます。ケガのために今大会を欠場したレクオーナは、スペインに戻って治療とリハビリを続け、第2戦での復帰を目指します。
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