ハスラム10位でポイント獲得。バウティスタは転倒リタイア
スーパーバイク世界選手権第12戦アルゼンチン大会が、サン・ホワン・ビリクム・サーキットで10月15日から17日までの3日間、開催されています。16日には、スーパーポール予選と決勝のレース1が行われ、レオン・ハスラム(Team HRC)は予選10番手、レース1は10位という結果でした。アルバロ・バウティスタ(Team HRC)は予選15番手、決勝は序盤3周目に転倒リタイアとなりました。
アルゼンチン大会は、昨年、コロナ禍の中で開催がキャンセルとなり今年が2年ぶり3回目となります。舞台となるサン・ホワン・ビリカム・サーキットは、首都ブエノスアイレスから約1,100km。アンデス山脈のふもとに位置するサン・ホワン郊外にあります。
コースは、1周4.276km、左回りのサーキットで左コーナーが10つ、右コーナーが7つ。ロングストレートと中速コーナーを組み合わせたテクニカルコースで、アップダウンも多く、変化に富んだレイアウトです。
過去2大会は、路面コンディションが悪く、選手たちにとっては厳しい大会となりました。今年も開幕前日の砂嵐で初日のフリー走行は難しいコンディションの中で行われ、その中でハスラムは10番手とまずまずのスタートを切りました。そして2日目には7番手へとポジションを上げましたがスーパーポール予選では10番手へとポジションを落とし、午後3時に21周でスタートが切られた決勝レースでは10位という結果でした。コース前半の高速セクションはリズミカルな走行が可能でしたがタイトなコーナーが続く後半セクションでは苦戦しました。日曜日のスーパーポールレース、レース2ではマシンのセッティングを改善し上位を目指します。
チームメートのバウティスタは、一昨年の大会で優勝している相性のいいサーキットですが、難しいコンディションに苦戦し、さらにスーパーポール予選ではイエローフラッグのためにベストタイムがキャンセルとなり、15番手という厳しいグリッドからのレース1となりました。そして後方グリッドから追い上げに挑みましたが、序盤の3周目にフロントをすくわれて転倒。悔しいリタイアとなりました。日曜日のスーパーポールレース、レース2では、ハスラムとともにポジションばん回に挑みます。