Race 1
WorldSBK 2022
Round 4

ビエルゲ7位、レクオーナ9位。ともにシングルフィニッシュを果たす

it Misano World Circuit “Marco Simoncelli”

第4戦エミリア=ロマーニャ大会が、6月10日(金)から12(日)までの3日間、イタリアのアドリア海に面したリミニ近郊に位置するミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ(ミサノ・サーキット)で開催されます。

ビエルゲ7位、レクオーナ9位。ともにシングルフィニッシュを果たす

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大会が中止となりましたが、21年はカレンダーに復活。今年は昨年同様6月の開催となりました。ミサノがWSBのカレンダーに加わったのは1991年。以来、WSBのカレンダーに定着し今年で29回目(92年、2013年、2020年は開催されず)を迎えます。

ミサノ・サーキットは、2011年ロードレース世界選手権(WGP)第17戦マレーシアGPで、不慮の事故で亡くなったマルコ・シモンチェリ選手の栄誉を称え、12年にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリに名称が変更されました。

ミサノ・サーキットは、07年に大幅なコース改修を行い、それまでの左周りを右回りに変更し、右コーナー6、左コーナー10の一周4.226kmのサーキットへと生まれ変わりました。最長となるストレートは510mと比較的短く、バリエーション豊かなコーナーが連続するリズム感あふれるサーキットとなっています。

この時期のミサノは、暑い日が続き、ライダーにもタイヤにも厳しい戦いとなります。昨年は3日間ともに快晴となり最高気温は29℃を記録しました。昨年にくらべて今年はやや気温が低い日が続いていますが、選手たちにとっては、絶好のコンディションの中でフリー、予選(スーパーポール)、決勝レース1とスケジュールが進行しました。

今大会を前に、Team HRCに所属するイケル・レクオーナとチャビ・ビエルゲの両選手は、鈴鹿8時間耐久ロードレースのテストのために日本を訪れました。両選手は鈴鹿サーキットでテストを行うだけでなく、埼玉県のHRC本社を訪れ、開発スタッフらと会い、モチベーションを上げることになりました。

3戦を終えて総合5位につけるレクオーナは、「日本ですばらしい1週間を過ごした。本当に力をもらうことができた」と語り、ビエルゲは、「Hondaファミリーの一員になるということを実感した」と意気込みも新たに今大会に挑みました。

両選手ともに、ミサノは知り尽くしているサーキットです。そのサーキットでいかにCBR1000RR-R FIREBLADE SPのパフォーマンスを活かせるかにかかっていますが、レース1は、ビエルゲ7位、レクオーナ9位という結果でした。

フリー走行で8番手、予選スーパーポール(SP)で7番手につけたビエルゲは、好スタートを切ると8台で形成されたトップグループに加わり7番手をキープしました。レース中盤には、アレックス・ローズ(カワサキ)とバトルを繰り広げて8番手にダウンしましたが、再び、抜き返して7位でチェッカーを受けました。

チームメートのレクオーナは、フリー走行で2番手と今季ベストリザルトをマーク。注目される中で挑んだ予選スーパーポール(SP)では、セッション序盤に4コーナーで転倒を喫しました。レクオーナはすぐにピットに戻り、マシンを修復。セッション終盤にコースに復帰し、8番手タイムをマークしました。そして迎えた決勝では、スタート直後の1コーナーの混戦の中で12番手までポジションを落としましたが、その後、ポジションをばん回して9位でチェッカーを受けました。

ビエルゲはまずまず納得できる内容でレース1を終えましたが、レクオーナはフリー走行でつかんだ手応えを結果につなげられませんでした。日曜日のスーパーポール(SP)レース、レース2では、両選手ともにベストリザルトに挑みます。


Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
今日の結果には満足しています。まずはチームに感謝しなければなりません。彼らは午前中のFP3でとてもいい仕事をしてくれました。そのおかげで予選(スーパーポール)で一歩前進することができました。決勝は、3列目からいいスタートを切ることができ、とても力強いリズムをキープすることができました。全力を尽くし、7位でフィニッシュしました。表彰台とのギャップはこれまでで一番小さいものでした。どこを改善すべきなのかは、はっきり分かっています。明日のウォームアップでトライするセットアップのアイディアもあります。その方向性で少し前進できるかも知れません。明日が楽しみです 

Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
今日はとても難しい一日でした。FP3ではいい走りができたので、予選(スーパーポール)では前の2列に入れる自信がありました。でもセッション序盤に4コーナーで転倒してしまいました。幸いマシンを起こしガレージに戻ることができました。チームはすばらしい仕事をしてくれて、再びコースに出るために必要なところだけ替えてくれました。そして8番手でフィニッシュできました。転倒したあととしては悪くない順位でした。でも、少しフラストレーションがたまりました。なぜならそれまでのいい仕事を結果に反映させることができなかったからです。レースではスタートは正直悪くありませんでした。前の3列のライダーたちは基本的に自分たちのポジションをキープしていました。でも1コーナーでは、ほかのライダーがインサイドに入って来て縁石に乗りました。非常に危険な状況でした。ブレーキをうまくコントロールしなければなりませんでした。なぜなら反対側にチャビがいたからです。彼に当たりましたが、幸い転倒しませんでした。これは最も重要なことです。でも結果としてたくさんポジションを落としました。そのあと何人かオーバーテイクしましたが、トップグループとは離れてしまいました。レース後半は少なくともとてもいいペースをキープできました。明日は上位争いができるようにもっとがんばりたいと思います

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