トライアル世界選手権シリーズ(TrialGP)最終戦フランス大会1日目が、フランスのほぼ中央部のヴェルトレイユで開催されました。TrialGPがこの地で開催されるのは、今大会が初めてです。記念すべき開催初日に、ボウはシーズン10勝目を挙げて、17回目のアウトドアタイトルを獲得しました。マルセリは2位と接戦を続けましたが、3位表彰台で試合を締めくくりました。
スタートから、ボウは全力を尽くしてセクションに取り組みました。全員が5点となった第3セクション、第8セクションをのぞいて、ボウはほぼすべてのセクションをクリーンとし、序盤から、そのリードが明らかになりました。他のすべてのライダーが5点となった第7セクションでのクリーンは圧巻でした。
12セクションを終えた1ラップ目で、5点(5分)のタイムペナルティーを受けましたが、多くのライバルも同様のペナルティーを受けており、前半戦を終えて、リードは6点でした。
2ラップ目は調子を上げ、第3セクションと第8セクション以外のすべてのセクションをクリーンで走り抜け、リードをさらに広げてゴールしました。今シーズン10回目の勝利は、2位に17点差をつける圧勝となりました。
ボウはこれでアウトドアで17回、インドアで16回、合わせて33の世界タイトルをRepsol Honda Teamに加入してから途切れることなく獲得しています。ボウのTrialGPでの通算勝利数はこれで142となりました。今季10勝目は、今シーズンのボウが好調だったことを証明しています。
マルセリにとっても、すばらしい一日となりました。1ラップ目こそいくつかの失敗があり、総合ランキング3位を争うマテオ・グラタローラ(ベータ)に2点差の4番手で試合を折り返しますが、2ラップ目は1ラップ目の2つの5点をクリーンとなり、グラタローラに5点差をつけて3位。今シーズン6回目の表彰台を獲得しました。
マルセリは現在グラタローラに対して総合ランキングで20ポイント差をつけており、最終戦となる日曜日は完走を果たすことで、初めてとなる総合ランキング3位が決定します。
TrialGP最終戦フランス大会2日目は現地9月3日(日)午前9時から第1ライダーがスタートします。