Race
TrialGP 2024
Round 6

ボウがフランス大会で勝利し18年連続のタイトルを獲得

fr Cahors

8月25日(日)、トライアル世界選手権(TrialGP)第6戦がフランス・カオールで行われ、トニー・ボウ(Repsol Honda Team)が勝利し18回目のTrialGPタイトルを獲得しました。チームメートのガブリエル・マルセリは3位で表彰台に上がりました。

ボウがフランス大会で勝利し18年連続のタイトルを獲得

最終戦を前にした今大会でボウはパーフェクトな試合展開をみせました。1ラップ目は第1セクションで5点、第10セクションで1点、タイムオーバーによる1点で、トータル減点7でクリア。2番手のアダム・ラガ(シェルコ)に10点差をつけてトップに立つと、2ラップ目ではミスを改善し、タイムオーバーの1点を含めて減点8でゴール。昨年総合ランキング2位のハイメ・ブスト(ガスガス)が追い上げてきましたが、1ラップ目の大きなリードを活かして、8点差で今季9勝目を挙げました。

この勝利でボウはシリーズポイントを197まで伸ばし、総合ランキング2位との差を47ポイントに拡大。最終戦スペイン大会の2試合を残して、18年連続18回目のTrialGPタイトル獲得を決めました。X-Trialと合わせれば35回目の世界タイトル獲得です。2003年にTrialGPにデビュー、07年にチームに加入したボウはこれまでに152勝を挙げ、表彰台獲得数は208回に及びます。

チームメートのマルセリは、1ラップ目に減点18で3番手となり、表彰台争いに加わりました。2ラップ目はブスト、ラガと2位を争い、最終的には3位で今シーズン7回目の表彰台を獲得。ブストとの総合ランキング2位争いでは、7ポイントのリードをもって最終戦に向かうこととなりました。

TrialGP最終戦は9月13日(金)から15日(日)まで、スペインのリポルでダブルヘッダーが組まれています。


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Toni Bou
Toni Bou 1
Repsol Honda Team
すばらしい仕事ぶりで今シーズンの結果をもたらしてくれたチームに感謝します。今大会はタイトル獲得の最初のチャンスでした。こういう時はいつにも増してプレッシャーが大きく、第1セクションでしたようなミスも出てしまいます。ただ、その後はベストの状態で走れて、勝利を収めることができました。タイトル獲得はシーズンの大きな目標ですが、勝利で決められるのはよりよいことです。とてもうまくいったシーズンだったと思います。これまでのプロキャリアの中でも最高のシーズンの一つにできて、とてもハッピーです。

Gabriel Marcelli
Gabriel Marcelli 38
Repsol Honda Team
この週末はとにかく表彰台を獲得して、総合ランキング2位をキープするのが重要な目標でした。いい感触で試合を終えることができてよかったです。小さなミスはありましたが、順調に戦いを進められたと思います。総合ランキング2位争いでは、ブスト選手に7ポイントの差をつけて優位に立っていますが、最終戦のリポルで全力を尽くさなければなりません。加えて、ボウ選手の18回目のTrialGPタイトル獲得を祝福します。これはすばらしい快挙です。彼はすばらしいレースをし、信じられないようなシーズンを送りました。

Takahisa Fujinami
Takahisa Fujinami
すばらしい日になりました。勝利とタイトルを獲得したボウ選手にまずは大きな拍手を送ります。若いライダーが台頭してきていますが、またしても彼は自身の才能がすばらしいものであることと、最高の結果を出すために最大限の努力をし、それが正しく実を結んでいることを証明しました。マルセリの戦いぶりも満足のいくものでした。いくつかミスはありましたが、いい走りをみせて総合ランキング2位をキープしています。最終戦リポルで2位を守るためには、このレベルを維持する必要があります。タイトルまでの道のりをサポートしてくれたHRCとすべてのスポンサー、そしてチームの皆さんに改めて感謝を申し上げます。


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