トニー・ボウ、スペイン代表チームとして2021年のトライアル・デ・ナシオンで勝利
世界選手権で15回目のタイトルを獲得したばかりのRepsol Honda Teamのエース、トニー・ボウですが、すぐ翌日に開催されたトライアル・デ・ナシオンにも出場しました。
トライアル・デ・ナシオンは男女とも3名ずつが各国代表としてチームを組み、国ごとに勝敗を競います。現在の規則では、各セクションで減点の少ない代表選手2人のスコアをその国のスコアとして計算していきます。3人ともクリーンならもちろん減点はゼロ、仮に一人が5点になっても、他の2人がクリーンなら、国のスコアは0点です。3人とも5点なら、国のスコアは10点。いつもは個人対個人で戦うトライアルですが、ここではチームの減点が少なくなるよう、走り方を相談したり減点の取り方を組み立てながら試合を進めていきます。
トライアル・デ・ナシオンのクラスは3クラス、トニー・ボウのスペインなどが世界選手権として、もう少しやさしいセクションでの戦いがインターナショナルクラス、そしてもう一つ、女子部門があります。参加チームは、全部で24チームでした。トニー・ボウは、アダム・ラガとハイメ・ブストとチームを組んで戦います。
ラガ、そしてブストは、個人戦でのボウの最大のライバルにして、世界ランキングが2位と3位の選手です。ライダーの実績を見ただけで、スペインチームの圧倒ぶりが分かります。そのとおり、スペインチームは減点をすることなく、試合を進めていきます。3人とも、細かいミスはするのですが、1人がミスをしている限りは、点数には影響ありません。唯一、チームの減点となったのが、終盤戦の第13セクション。ここでスペインは1点を失いました。しかし減点はこれだけで、2位に入ったフランスは減点36、イタリアは減点43となり、スペインの圧勝でした。
トライアル・デ・ナシオンは1984年から、昨年の2020年をのぞいて、毎年開催されています。うち、スペインチームは27回の勝利をおさめています。27回のうち、ボウがスペイン代表としてチーム入りをしたのは、16回に上ります。
Pos. |
Country |
Rider |
---|---|---|
1 |
SPAIN |
Toni Bou |
Adam Raga |
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Jaime Busto |
||
2 |
FRANCE |
Benoit Bincaz |
Alexandre Ferrer |
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Teo Colairo |
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3 |
ITALY |
Matteo Grattarola |
Gianluca Tournour |
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Lorenzo Gandola |
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4 |
GREAT BRITAIN |
Billy Green |
Jack Peace |
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Toby Martyn |